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文知摺観音
行基菩薩御作の聖観世音菩薩像を本尊とする、史蹟名勝の地「信夫文知摺」はもちずり絹の発祥地として知られ、古今集には「みちのくの しのぶもちずり 誰ゆえに 乱れ染めにし 我ならなくに」(源融※以下説明)と詠まれ、芭蕉も訪れ「早苗とる 手もとや昔 しのぶずり」の句を遺しています。
後世、子規や芋銭など数多くの文人墨客が足を運んだ境内には悲恋を伝える、もちずり石を中心に観音堂、県重文の多宝塔はじめ諸堂宇のほか、芭蕉、子規の句碑、源 融、沢庵和尚の歌碑などが建立されています。「美術資料館・博光閣」には芭蕉、子規、沢庵和尚の真蹟はじめ、歴代福島藩主が奉納した絵馬など、当山ゆかりの文化財が常設展示されています。境内の数百本のもみじは秋の深まりとともに、全山を彩り、毎年数多くの参拝者をお迎えしています。※源融(みなもとの とおる)
嵯峨天皇の子。左大臣。紫式部「源氏物語」の主人公、光源氏の実在のモデルの一人ともいわれている。この地には、源融と村の長者の娘の悲恋物語が伝わっている。
基本情報
おすすめ |
<紅葉(10月下旬~11月上旬)> <もちずり石> <多宝塔> |
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住所 | 〒960-8202 福島県福島市山口文字摺68 |
電話番号 | 安洞院 024-534-0939 |
HP | https://antouin.com/index.html |
開園時間 | 9:00~17:00(冬季16:00まで) |
休日 | 年中無休(正月三日間は資料館のみ休館します) |
料金 | 無料、資料館は有料(大人200円、小中学生100円、未就学児無料) |
駐車場 | 有り(無料) |
アクセス |
バス:JR福島駅から福島交通「宮下町経由掛田または月舘経由川俣」行き「文知摺観音入口」下車・バス約20分+徒歩5分 |