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得をしながら節税も社会貢献も!今すぐ始める「ふるさと納税」ガイド
この年末は「ふるさと納税」に挑戦!疑問点をわかりやすく解説
こんにちは、「福島市観光ノート」ライターの勝村亜沙美です。
例年、11月〜12月にかけて多く耳にするようになるのが「ふるさと納税」という言葉。
ふるさと納税は、税金…控除…住民税…確定申告等々、難しく感じるワードも色々と出てきますが、それ以上に得をしながら節税&社会貢献ができる嬉しい制度なのをご存知でしたか?
制度がスタートして12年目になり、すっかり定着しているのかと思いきや、実は利用している人はまだ1割程度なのが現状です。
そこで今回は、初めての方でもわかりやすく、ふるさと納税の仕組みと始め方をまとめてみました。
話を聞いたのは福島市観光コンベンション協会 ファンドレイジングアドバイザーの大野直樹さん。
大野さんは鹿児島出身で、前任地で実績を作り、今年の春にヘッドハンティングされて福島市に来た「ふるさと納税のプロ」なんです。
目次
1、ふるさと納税とは?3つの嬉しい魅力
ふるさと納税とは、故郷や応援したい自治体を選んで寄付をすることで、税金が安くなり、更にお礼の品までもらえる、寄付する方もされる方も、双方が嬉しい地域応援の仕組みです。
具体的には、下記のような3つの魅力があります。
- 自分の故郷や応援したい自治体に寄付をすることができます。更に、寄付金の使い道を指定することも可能です。
- 寄付した自治体から、自分が選んだお礼の品がもらえます。
- 寄付金のうち2000円を超える金額が、既に納めた所得税と翌年納める住民税から控除されるため、実質自己負担額2000円で返礼品がもらえます。
“くだもの王国“福島市では、皆様の寄付であるふるさと納税を活用して、今も続く風評や気候変動への対応など新たなチャレンジを始め、様々な取り組み・活動をおこなっております。
2、税金控除額シミュレーション!いくらまで寄付できる?
先ほど、寄付金額のうち2000円を超える金額が控除されると書きましたが、控除には上限額があります。上限額は、給与収入(年収)や家族構成などで異なるので、自分が寄付できる上限額を知っておくことが大切です。
上限額は手軽にシミュレーションできるので、ふるさと納税前に必ず確認しておきましょう。
3、おすすめのポータルサイトをご紹介
自分の控除上限額がわかったら、いよいよ故郷や応援したい自治体を選んで寄付をしてみましょう。
初心者の方は、ふるさと納税の寄付を色々と受け付けている「ふるさと納税のポータルサイト」を利用するのが、手順に従って進めるだけですので簡単です。
人気ランキングや欲しい返礼品で検索もでき、ネットで手続きを行えばすぐにでも寄付ができちゃいます!クレジットカードや銀行振り込み等、決済方法を自分で選ぶことができるのも嬉しい点ですね。
ふるさと納税のポータルサイトはとても沢山あり皆さん迷いがちですが、今回はおすすめ3選をご紹介します。
ふるさとチョイス |
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楽天ふるさと納税 |
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ふるなび |
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一押し!福島市のふるさと納税返礼品
各ポータルサイト内には下記のような期間限定のものや、年に数回に渡って季節の果物が送られていく返礼品など、色々なお礼の品を掲載しております!
寄付者の皆様からは、名産地での採れたてのフルーツの香りの良さと美味しさに、沢山の喜びの声を頂いております。
他にも、魅力的なお礼の品を色々と揃えております。。この時期だからこそのおすすめ品もありますので、是非お楽しみください。
4、税金控除を受けるための手続きをしよう
ふるさと納税で自治体に寄付をすると、返礼品がもらえると共に控除上限額内の2000円を超える部分について税金が控除されます。
だたし注意が必要なのが、税金控除を受けるためには手続きが必要な点です。
手続きの方法は2つあり、自分がどちらの方法での手続きが必要かは確認が必要です。
①確定申告での手続きが必要な方
- 1月1日〜12月31日の間に寄付をした自治体数が6自治体以上ある方
- 寄付した全てにワンストップ特例の申請書を提出できなかった方
- ふるさと納税をする・しないに関係なく、もともと確定申告をする必要がある方
②ワンストップ特例制度での手続きが必要な人
- 上記の条件に当てはまらない方(確定申告をする必要がもともとなく、寄付先は5自治体以内で全てにワンストップ特例の申請書を提出した方)
5、ふるさと納税Q&A
ふるさと納税でよくある質問をまとめてみました。
Q、ふるさと納税は誰でもできるの?
A、ふるさと納税は正確に寄付ですので、基本的にどなたでもできます。
ですが、税金控除や還付を受けて実質2000円でふるさと納税を楽しみたい方は、自分の控除額上限内を把握した上で、ふるさと納税を行うことが大切です。
Q、寄付する度に2000円の自己負担を払うの?
A、1月1日〜12月31日までの1年間にした寄付額に対して2000円の自己負担となりますので、寄付の都度ではありません。
Q、返礼品は寄付してからどれくらいで届くの?
A、ポータルサイトより寄付された場合は、マイページ又はお礼品のページの発送予定時期の目安よりご確認いただけます。基本的には下記のような期間でお届けしております。
- 加工品…入金確認後から1週間~2週間程度で発送
- 果物…収穫でき次第発送(ポータルサイトに発送期日を記載してます)
Q、返礼品を他の人への贈り物として発送することはできるの?
A、はい、対応しております。その場合は、決済前にお届け希望先などをご入力頂きます。
また、返礼品を贈り物として別の住所へ配送しても、税金控除に係る書類は寄附者ご本人の住所に郵送致します。
Q、いつ税金が控除されるの?お金が戻ってくるの?
A、1月1日~12月31日までの期間にふるさと納税で寄付金した分の控除は、住民税と所得税に分かれて控除されます。
住民税の控除 | ふるさと納税をした翌年の6月以降に納付予定の住民税から控除されます。 |
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所得税の還付 |
ふるさと納税をした年分の所得税から還付されます。ふるさと納税をした翌年の4~5月に寄付者が指定した口座に還付分が振り込まれます。 ※ワンストップ特例を利用した方は所得税還付はなく、全額住民税からの控除となります。 |
Q、いくらまで寄付ができるの?
A、ふるさと納税は正確には“寄付”ですので、寄付金額の上限はありません。
ですが、税金の控除が受けられる限度内でふるさと納税をする場合は、シミュレーションで出た金額内で寄付することが大切です。限度額を超えた分は、純粋な寄付となります。
Q、複数の自治体に寄付ができるの?
A、複数の自治体に寄付ができます。
ですが、税金還付を受けるための手続き方法が、寄付した自治体の数によって変わります。詳しくは「税金控除を受けるための手続きをしよう」をご確認ください。
Q、自分の住んでいる自治体に寄付してもいいの?
A、自分の住民票登録がある自治体にふるさと納税をした場合は、税金控除はできますが、原則として返礼品を受け取ることはできません。
Q、ふるさと納税はいつまでに申し込むとかあるの?
A、特に期限はなく、ふるさと納税は1年中受付しています。
ただし税金の控除は1月1日から12月31日の1年間にふるさと納税(寄付)を行った合計額で計算されますので、期間内での申込み(受領証明書に記載されている入金日が12月31日までのもの)が必要です。
まとめ
寄付をした自治体や住民の方々も喜んでくれ、尚且つ節税をしながら嬉しいお礼の品がもらえる、WIN-WINな社会貢献ができる制度!ふるさと納税。
福島市では、皆様から頂いたご寄付で、真の復興に向けた新たなまちづくり等に活用させて頂いております。
ご寄付いただいたお礼の品には「くだもの王国」で採れた四季折々の果物のをはじめ、多彩な返礼品をご用意しています。
是非この機会に、ふるさと納税をお得に活用してみてくださいね。