名物「飛び魚ラーメン」や展望風呂も！知る人ぞ知る福島名所「UFOの里」の楽しみ方

福島市飯野町はUFOの目撃情報が多いということ、ご存じですか？UFOについて知ることができる展示館がある、美味しいものもある、眺めがキレイなこと、ご存じですか？さあ、いざ「UFOの里」へ行って確かめてみましょう。

神秘の山・千貫森

福島市中心部から約20分車を走らせていくと、三角形の山が見えてきます。人工的なピラミッドにも見えるそのキレイな円錐形の山の名前は「千貫森（せんがんもり）」。ひときわ目立つその山は、遠くからもよく見えるため古来より人々から目印とされてきました。
古代のピラミッド説もあり、磁石がきかない場所があるという神秘的な山では、UFOが数多く目撃されているんです。

麓から見た千貫森はまるでピラミッドみたいな美しさ。UFOにも見つけられやすそう

ピラミッドのてっぺんでパワーチャージ

さっそく千貫森へ登ってみましょう。登り口は千貫森中腹にある「UFOふれあい館」のそば。その名も遊歩道ならぬ「UFO道」。下から見上げると急な山に見えますが歩道が整備されているので、スニーカーでも登ることができますよ。

UFOのような形の「UFOふれあい館」。建物前には駐車できないので物産館前などの駐車場へ。

「UFO道」の登り口では宇宙人がお出迎え。山頂までの距離が書いてあるので、体力調整がし易いのが嬉しい。

少し傾斜がきついところや狭いところがあるけれど、手すりや階段が整備されているので安心。

途中で道案内をしてくれる宇宙人たち。さあ何人いるかな？

宇宙人に導かれて「UFO道」をジグザグと登ること約20分、千貫森の頂上へ到着。開放感で心が晴れ渡るようです。このピラミッドのてっぺんにはUFOのような（？）形をした展望台が！登ってみると驚くような360度の大パノラマを楽しむことができるんです。西は吾妻連峰に安達太良連峰、東は阿武隈山系、北は蔵王連峰、眼下には福島盆地や里山、どこまでも見渡せる雄大な景色からパワーをもらいましょう。

西に見える吾妻連峰と安達太良連峰。空が広い！眼下の里山も美しい。

あなたはUFOを信じますか？

千貫森でパワーチャージして山を下りたら、「UFOふれあい館」に行ってみましょう。よく目撃されるUFOの写真や資料が展示され、３Dシアターで映像を見ることができます。千貫森を中心として巨石や古墳が放射状になっているのはパワーラインっていうんですね。「ピンカラ石」と呼ばれる千貫森の玄武岩をたたいてみたり（なぜ「ピンカラ石」なのかわかりますよ）、宇宙人の模型など面白い展示を見たり、楽しさいっぱいです。

３Dシアターで千貫森がなぜ神秘の山なのか、なぜUFOの目撃例が多いのかを知ろう。

パワーラインの地図は展示エリアにも。CIAの機密文書の展示も興味深い。

展望風呂でリフレッシュできる、ふれあい施設

「UFOふれあい館」にあるのはUFOの展示だけではありません。２階にはなんとお風呂があるんです！山登りの汗を流したり、疲れを癒したりするのにぴったりです。また休憩できる大広間もあり、福島市内はもとより、近隣の町の人々の交流の場ともなっています。利用している方に聞いてみると、「お風呂もあるし、食べ物の持ち込みもOKだし、朝から時間制限なしでずっと居られるのがいいね。」「何より眺めがいいよね。のんびりできるのが最高だね。」と教えてくれました。

展望風呂はこじんまりとしているが、大きな窓からの眺めは開放感でいっぱい。

大広間の畳は特注品。ここにもUFOが襲来？

「UFOふれあい館」を含む千貫森公園にはテニスコートや公園もあり、1日中楽しむことができる施設となっています。

眺めのいい物産館で“飛”びあがるほど美味しいものを

「UFOふれあい館」の向かいにあるのが「UFO物産館」。ここにはUFOグッズをはじめ、地酒「千貫森」やUFOまんじゅうなどを取り扱う売店と、「飛び魚ラーメン」で有名なパノラマ食堂があります。

「UFOふれあい館」の向かい側。外のテラスで食べるのもいいかも。

パノラマ食堂の名の通り、素晴らしい眺め。千貫森頂上に登れない人はここからのパノラマを楽しもう。

「UFO物産館」のそばには広々とした公園が。思いっきり遊べそう。

飯野町って山なのになぜ飛び魚？それは「飛び魚」とUFOの「未確認飛行物体」をかけているからなのだそう。「飛び魚ラーメン」は、普通のラーメンのほか、「ピンカラ石」で作られた器の「ピンカラ石ラーメン」が大人気です。会津鶏と川俣シャモのダブルのスープに、飛び魚のアゴだしをプラス。さっぱりしているのに、しっかりダシがきいている美味しいラーメンです。煮卵やチャーシュー、穂先メンマなどトッピングが盛りだくさんで、エネルギーもしっかりチャージできますよ。
ちょっとだけ食べたい人におススメなのがライスコロッケ。その名も醤油味の「んだんだボール」とカレー味の「ほだほだボール」は、すべてお店で手作りしている美味しいライスコロッケ。「んだんだボール」の真ん中には揚げたエビが入っていて香ばしく、「ほだほだボール」はスパイシーで真ん中に入っているチーズと絶妙にマッチ。お持ち帰りもできるそうです。

「ピンカラ石ラーメン（1,050円・税込）」は、醤油・塩・飛び魚から選べる。

福島弁からつけられた醤油味の「んだんだボール」（奥）とカレー味の「ほだほだボール」（手前）はそれぞれ150円（税込）

売店では宇宙グッズの他に宇宙食も手に入れることができる。

「UFOの里」いかがでしたでしょうか？自然豊かでミステリアスな遊歩道を歩き、広々とした公園で遊び、UFO展示をめいっぱい見て、開放感あふれるお風呂に入り、大広間でのんびり休憩し、名物の飛び魚ラーメンを食べて宇宙グッズを買って…と１日楽しんで元気チャージできるパワースポットで、あなたなりの楽しみ方を見つけてくださいね。