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花見山に訪れるみんながハッピーに! 観光介助ボランティアの力を借りて快適に巡る桃源郷

車いすをご利用の方や長距離の歩行が不安だという方に安心のサポート

3月下旬から4月中旬、桜やレンギョウをはじめ、さまざまな花や木々に彩られる花見山公園。福島市を代表する花の名所として知られ、県内外から多くの観光客で賑わいます。

そんな花見山の素晴らしい景観をより多くの人に楽しんでもらいたいと、お身体の不自由な方や長距離の歩行が不安な方をサポートする「観光介助ボランティア」が活動しています。

花見山では毎年、観光介助ボランティアが活動しています

無料で貸し出しを行っているJINRIKI(簡易装着型けん引式補助装置)を使って、お花見をサポート

園主である花卉農家の阿部さん一家が、代々守り続けてきた花見山公園。観光地として有名となり、例年多くの人が訪れています。しかし、生け花で使用する花木を栽培している標高200mほどの小高い山で、コース内に坂道があるため、中には「足が悪いので行きたくても行けない」という声もありました。

そこで、一般社団法人 福島市観光コンベンション協会は、毎年開花シーズン期間中(2025年は3月26日(水)~4月17日(木))車いすをご利用の方や長距離の歩行に不安のある方に向けて、観光介助ボランティアによるサポート体制をご用意。

学生や社会人など今年は17名の市民ボランティアのみなさんが交代で常駐し、花見山本部兼観光案内所にて、車いすや車いす補助器具の貸し出し、必要な方へ車いすを押すなど、花見山観光のサポートをしています

花見山本部兼観光案内所にて、車いすや補助器具の貸出をしています

1名の利用者に二人のボランティアがつき、無料で貸し出しを行っているJINRIKI(簡易装着型けん引式補助装置)を使ってサポート。利用者の乗る車いすを一人が前からひっぱり、もう一人が後ろから押してくれます。

二人でサポートを行うので、安定感があって安心。ご家族など付き添いの方も車いすの操作を任せることができるので、花見や家族との会話に没頭できるのもうれしいポイント。

車いすに簡単に装着して使える簡易装着型けん引式補助装置「JINRIKI」

散策コースをゆっくりとご案内

観光介助ボランティアは、午前(9:00〜12:30)と午後(12:30〜16:00)、無料でそれぞれ1組ずつ、1日限定2組に対応2日前の正午まで、福島市観光案内所で予約をするとご利用いただけます

「遠慮しないで利用してみてほしい」

観光介助ボランティアの目的は、身体の不自由な方などが安全に花見山を散策できるようにサポートすること。毎年参加している観光介助ボランティアさんの中には、よりお客さんに楽しんでもらいたいとアレンジを効かせたご案内をするメンバーも。

「県内外のお客さん、皆さんが大満足してくださる花見山の景観。足の悪い母親も連れてきたかった。その想いも込めて毎年参加しています」と話す、ベテラン観光介助ボランティアの寺島さん。ふくしま花案内人も務めている経験を含めて「花見山や福島を楽しんで帰ってほしい」と熱のこもったトークで出迎えてくれました。

ベテラン観光介助ボランティアの寺島さん

同じく、毎年観光介助ボランティアとして活動に参加している本多さんは「車いすに乗ったことがない人は遠慮してしまいがちですが、歩いて行くよりずっと先まで行けるので、ぜひ利用してみてほしい」と話します。

車いすは足腰の悪い人が利用するものだと思いがちですが、心臓の悪い人など、外見からは分かりにくい持病のある人にもオススメなのだそう。
ツアーで来られた方にはツアーの散策時間に合わせてサポートしてくれるので、集合時間に遅れる心配もなく花見山を満喫できます。

足が不自由で、散策することや花見山に来ること自体を諦めかけていたという観光客の方々も多く、お二人をはじめ、観光介助ボランティアを利用したお客さんからは喜びの声や感謝の手紙、思い出の写真などが届くこともあると教えてくれました。

毎年観光介助ボランティアとして活動に参加している本多さん(写真左)

ふくしま花案内人と連携して、より充実のサポートを

また、お花見期間中、花見山の花々や福島の魅力を案内してくれるボランティアガイド“ふくしま花案内人”が園内各所に常駐しています。観光介助ボランティアと連携できるので、花の説明やビューポイントなどボランティアガイドの案内を聴きながら散策すれば、見どころを逃さず堪能でき満足度もアップ。

ボランティアガイド「ふくしま花案内人」の一人、秋廣さん(写真右)

駐車場や仮設トイレもさまざまなバリアフリーに対応

花見山には、観光介助ボランティアのみなさんの活動のほか、訪れる人が快適に過ごせるよう、さまざまな設備が充実しています。

車いすご利用の方や、バスのステップが上がれない歩行困難な方のために、多目的広場にマイカーを乗り入れできる「車いす等用臨時駐車場」(2日前の正午までGoogleフォームから要予約)を準備しています

また開花期間中、広々とした車いす対応の仮設バリアフリートイレを花見山公園入口に設置しているほか、物産ひろばは、車いすでも快適に移動ができるよう砂利の上にゴムマットが敷いてあります。

設備やサポートが充実し、誰もが快適に楽しめる花見山

取材時は早咲きのトウカイ桜が満開

今回、花見山に訪れてみて、バリアフリー設備やサポートの充実に驚きました。花は人を元気にするパワーがあると思います。そんな花々を心ゆくまで堪能できる花見山公園。歩行が心配で諦めかけている人やご家族のみなさんも、サポートや設備を利用すれば安心して楽しめます

たとえば、お孫さんと一緒に花見山を訪れたい高齢の祖父母の方も、観光介助ボランティアを利用すれば、お孫さんと無理なくペースを合わせて散策でき、一緒に同じ景色を楽しめます。世代を超えたふれあいや、共通の思い出づくりにもぴったりだと感じました。

誰もが快適に楽しめるよう心配りが行き届いた花見山に、ぜひ訪れてみてほしいです。

ご予約・お問い合わせ

名称 福島市観光案内所(JR福島駅西口2階) 
住所 福島市栄町1-1 JR福島駅西口2階 
花見山開花シーズン 2025年3月26日(水)~4月17日(木)
※花見山開花シーズン期間中、花見山観光介助ボランティアのご予約を受け付けています(2日前の正午まで)。
電話番号 024-531-6428
※お電話でのご予約・お問合せが難しいお客様はFAXにてご連絡ください(FAX:024-531-8165)
営業時間 9:00~18:00(年中無休)

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