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福島の魅力溢れる「みちのく福島路ビール」で人生最高の1杯を

心を鷲掴む「フルーツビール」で福島の自然と文化を一度に味わおう

福島駅から車で20分、吾妻連峰の山麓に広がるヨーロッパ風の街並みと四季折々の花々が楽しめる「アンナガーデン」。カフェやレストラン、雑貨店が並び、ただ散策するだけでも楽しい時間を過ごせる観光スポットです。

この一角にあるのが、今回ご紹介する「みちのく福島路ビール」です。ここは地元福島の豊かな自然を生かした地ビールの開発・製造・販売をしているお店で、この場でしか味わえない最高のビールを求め、多くの方々が訪れています。

ビールが苦手な人でも「ここのビールは大好き!」という人も多く、その魅力を醸造責任者の吉田さんにお話を伺いながら迫ってきましたよ! また最高のロケーションで味わう最幸のビールレポもお届けします。

「みちのく福島路ビール」の確かな知識・技術と経験

福島路ビール

福島の名峰「吾妻山」の伏流水を醸造に使った、出来たての地ビールを楽しめる「みちのく福島路ビール」。
実はここ、ブルワリー(ビール醸造所)と飲食できるBAR「PROST」、そして直売所が併設されたお店なのです。

設備は直売店からガラス越しに眺めることができます。見学や施設案内は行なっておりません。

設備は直売店からガラス越しに眺めることができます。見学や施設案内は行なっていません。

地ビール(クラフトビール)専門店となると、ビールに詳しくないとちょっと敷居が高く感じる方もいるかもしれませんが、ご安心を! ご家族で営むアットホームなブルワリーで、女性一人でも入りやすい雰囲気です。

BAR「PROST」店内の様子

BAR「PROST」店内の様子

そんなあたたかい雰囲気とは対照的に、ビール造りには強い想いとこだわりが。

ビール本来の旨みを引き出し最高の味にするために、その年の一番出来が良いものを厳選し調合している麦。麦芽の魅力を最大に引き出す挽き方や、煮沸時間の調整。選りすぐった元気な酵母で自然発生させた炭酸・アルコール。そして徹底した検査と品質管理。

「季節や穀物の出来に左右されず、一年を通して均一で美味しいビールを作るために、毎日自分の目で管理・調整をしています」と話すのは、醸造責任者の吉田真二さんです。

醸造責任者の吉田真二さん

醸造責任者の吉田真二さん

国内外からの評価も高く、壁一面には数々の賞状が。

今年2月にも、国内最大級のビールの品評会「ジャパン・グレートビア・アワーズ2024」で2銘柄(創業初期からある人気商品「レッドエール」と、福島県産米と県オリジナル酵母“うつくしま夢酵母”を使った「米麦酒(マイビール)」)が受賞しています。

福島の魅力溢れる「フルーツビール」

ブルワリーでは、ビールの王道「ピルスナー」「ヴァイツェン」など常時8種類のほか、限定銘柄20〜30種類を製造。中でも注目なのは、福島が誇るフルーツをふんだんに使用した「フルーツビール」です。

通年で桃、りんごのフルーツビールを製造しているほか、ブルーベリー、ラズベリー、いちご等々、季節のフルーツを使ったビールを開発・製造・販売しています。

一番人気は、やはり福島県産の白桃「あかつき」を贅沢に使った「桃のラガー」。甘味と酸味の絶妙なバランスを持つあかつきを、主原料の約30%使用しているんだとか! なんて贅沢なビールなのでしょう。 

「フルーツビールが誕生したきっかけは、東日本大震災でした。流通の停滞や風評被害で、大切に育ててきた果物が売れずに破棄されている現状を知人農家から聞き、それならば弊社で活用して地域経済を循環させていくことはできないかと考え……。一からの研究だったので、かなり試行錯誤を繰り返しました」と吉田さん。

醸造責任者の吉田真二さん

醸造責任者の吉田真二さん

風評被害が落ち着いた現在も、傷が付くなどで流通に乗せることができなかった桃や、摘果された桃を使ったり、農家との相互支援に努めていらっしゃいます。

摘果:果実の品質を向上させるために、成長途中の果実を間引く作業のこと。この作業により、残された果実がより大きく、質の高いものに育つことが期待されます。摘果された桃の多くは有効利用されずに廃棄されてしまうのが現状です。

その想いと努力が形となり、今ではフルーツビールがお店の看板商品に。

私もお土産に「桃のラガー」を購入し自宅で飲みましたが、しっかりとした桃の香りと控えめな甘さが、ラガービールのスッキリとした飲み口とベストマッチ! ビールに苦手意識があった友人も「これ好き!!!」と喜んでいました。

フルーツビールは女性はもちろん、男性にも人気があるそうで、まさに心を鷲掴む「フルーツビール」です。

超絶最高の一杯! ガーデンで飲む至福のビールレポ

ビールもさることながら、福島路ビールのガーデンも最高! シンボルツリーの欅を中心に、花もも・アナベル・ラベンダー・宿根草・ハーブ等々、四季折々の風景を楽しむことができます。
遠くには標高2,000メートル級の山が連なる吾妻連峰が一望でき、絶好のロケーションです。

ガーデンの肥料は、醸造時に出るモルト粕を使用!右奥には吾妻小富士も見えます。

ガーデンの肥料は、醸造時に出るモルト粕を使用! 右奥には吾妻小富士も見えます。

実はこの庭園は、福島市の「チャレンジガーデン」(花の名所の発掘と花愛好者の交流を目的に、一般の方に開放してくださっている個人のお庭や店先)に登録されていてるので、どなたでも寛いでOK。
ガーデンは、ゆったりできるいろいろな席がありますよ。

それではお待ちかね! この場でしか味わえない出来立てフレッシュなビールを飲みましょう。

4種の飲み比べセット(税込1,200円)に心惹かれつつ、今回は吉田さんおすすめの骨つきソーセージとエスカルゴをお供に、お店の看板ビール「ピルスナー」をいただきました。

骨つきソーセージ(税込700円)、エスカルゴ(税込1000円)、ピルスナー(レギュラー税込600円)

骨つきソーセージ(税込700円)、エスカルゴ(税込1,000円)、ピルスナー(レギュラー税込600円)

一言で感想を言うなら……こんな贅沢があったのか!!!!

黄金色に輝くビジュアル、滑らかな口当たり、ホップの華やかな香りとちょうど良い苦みが絶妙に調和しています。骨つきソーセージとエスカルゴとの組み合わせも完璧で、食事がビールの味を一層引き立てます。

最高のビールと最高のロケーションとの掛け算は想像以上で、間違いなく、私の人生で最も美味しい一杯となりました。

みちのく福島路ビールへ行ってみよう

福島の自然と文化を一度に味わえる場所『みちのく福島路ビール』。

本物のビールを確実にお客様へ届けるために、当たり前のことを徹底的にやり続けるビール造りへの覚悟、福島への愛、そしてお客様への想いを全身で感じたブルワリーでした。

 住所 福島県福島市荒井字横塚3-182 
 TEL 024-593-5859
営業時間 10:00〜17:00
定休日 年末年始
駐車場 あり(アンナガーデン駐車場をご利用ください)
アクセス
  • 車:福島西ICより国道115号線を約10分
  • バス:福島駅東口より土湯温泉行のバスに乗車し『自治研修センター』下車+徒歩約10分
  • タクシー:福島駅西口より約20分
HP・SNS
備考

※工場設備は直売店から眺めることができますが、見学や施設案内はできませんのでご了承ください。

みちのく福島路ビールは、あづま山麓に集まる5つの蔵元の一つで、この春「あづま山麓蔵元ツーリズム事業」もスタートしています。
詳しくは以下の記事をご覧ください。

アンナガーデンでのショッピングとグルメ

みちのく福島路ビールを訪れた後は、アンナガーデン内をぜひ散策してみてください。

シンボルでもある聖アンナ教会、色彩豊かな四季折々の花々たちが出迎えてくれ、お散歩だけでも楽しいですし、他にも地元の特産品を扱うお店や、美味しいイタリアンレストラン、ジェラートやカフェなどもありますよ。

またアンナガーデンから車で10分ほどの距離には土湯温泉もあります。温泉の後の1杯なんて、さらに最高ですよね。

ぜひ足を運んで、美しい自然と共に、素敵なひとときをお過ごしくださいね。

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