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福島市内32軒の飲食店で「納豆料理コンテスト」開催中!
工夫を凝らした独創的な納豆メニューの数々を味わおう
福島市は納豆消費額が4年連続日本一。そんな福島市では現在、「納豆料理コンテスト2023」を市内の飲食店で開催中です。
コンテストの詳細をご紹介するとともに、参加飲食店2店舗に伺い、メニュー開発の裏話などのお話を聞いてきました。各店舗から工夫を凝らしたメニューがズラリ! ぜひこの機会にご堪能ください。
目次
「納豆料理コンテスト2023」誕生の背景
市内の飲食店を応援し、消費額日本一の納豆で盛り上げるため福島市が企画した「納豆料理コンテスト」。
参加店舗を7月~9月末まで募集し、昔ながらの馴染みの料理や、コンテストのために作られた料理など、32店舗から多彩なメニューが出揃いました。(2023年11月現在)
10月10日からは納豆料理コンテストの一般投票が開始されています。
このコンテストを通じて、健康にも良いとされる納豆のさらなる消費拡大と、新しい名物料理の掘り起こしによる市内飲食業界の活性化、さらには「納豆のまち・福島」をPRしたいと考えています。
学生とのコラボで3つのメニューを開発|まちなか夢工房
1軒目に訪れたのは、福島市本町、パセオ通りにある「手づくりパン まちなか夢工房」。
地域と共に歩む「まちのパン屋さん」と「福祉事業所」を併せ持つ工房では、24名のスタッフが分担・協力して店舗を運営しています。「自分たちが関わることで誰かをハッピーにしたい」と、積極的に地域と一体となって活動しています。
常連客から納豆料理コンテストのことを教えてもらい、古くからつながりがある福島学院大学の学生有志ボランティアに呼びかけてコラボが実現しました。
学生12人を3チームに分け、納豆メニューを開発しプレゼン。「3チームとも素敵だから、全部やろう」と、3つのメニュー開発・販売に至りました。
①ナッチーズパン(税込250円)
「まちなか夢工房オリジナル食パン『夢詰麦(ゆめつむぎ)』のトーストを使いたい!」という学生の思いから生まれたメニュー。甘みが強いパンに合う納豆やチーズに、しらす、大葉をトッピングしました。
②ロールなっパン(税込300円)
納豆を混ぜ込んだハンバーグを「夢詰麦」で巻いたメニュー。納豆特有の粘つきやにおいをハンバーグに混ぜこむことで和らげているので、納豆が苦手な人にもおすすめ。
③納豆専用パン(税込280円~)※具材によって変動
「一人一人好きな納豆はみんな違うから、好きな納豆を挟んだらいいじゃん」という発想で生まれたメニュー。取材に訪れた日の納豆専用パンは、挽肉・玉ねぎ・納豆を炒め合わせたキーマカレーのフィリングがたっぷりサンドされていました。
このレシピを開発した学生代表の菅原あかりさんは、「カレーに納豆をかけて食べるのが好きで、組み合わせには絶対の自信があります」と自信をのぞかせます。
コッペパンの中に挟んである具材は、試作で生まれたレシピからランダムで選ばれるので、その時しか食べられないかも?!
学生有志代表 菅原さん:
メニューの試作では、ソースの配合を少し変えただけでも大きく味が変わります。食べやすさや見た目、作りやすさも考慮しながら、イメージした味と完成品の味を近づけるために試作と改良を重ねました。学生たちのアイデアを、夢工房の皆さんが形にしてくれた自信作です。ぜひ食べてみてくださいね!
納豆料理コンテストメニューのパン1~3種は、毎週水曜と金曜に販売予定です。詳しい販売スケジュールは、まちなか夢工房のInstagramとFacebookでお知らせします。
本格イタリアンパスタ×納豆|イゾラフェリーチェ
2軒目は、同じくパセオ通りのパセナカミッセ2Fにある「ISOLA FELICE(イゾラフェリーチェ)」。福島の新鮮な野菜やお肉を使ったイタリアンと厳選ワインが楽しめるお店です。
通常のランチメニューの他、テーブルには納豆料理コンテストの案内POPスタンドがありました。私は「自家製ベーコンの納豆カルボナーラ」をチョイス。
本来カルボナーラは、卵と「ペコリーノロマーノ」という山羊のミルクを使って仕上げますが、このパスタではチーズの代わりに納豆のペーストを使用し、カルボナーラ仕立てに。どんな味かまったく想像できないので、期待感が高まります。
よくかき混ぜて食べてみると、チーズ代わりの納豆ペーストは濃厚でまろやか。パスタにソースがよく絡まり「納豆らしさ」を感じる一品です。自家製ベーコンもたっぷり入っていて大満足でした。
こちらのパスタは一人前ですが、一皿の量はかなり多め。一品を1人で食べるよりも、2~4人でいろいろなメニューをシェアするのがおすすめです。
氏家さんにお話を伺ったところ、パスタの分量は乾麺100gで1人前ですが、納豆を1パック使いきるため、かなりボリュームが出るとのこと。
※他の食材に納豆菌が移ってしまうので、冷蔵庫では納豆パックを保存できないのだそうです。
「納豆ミートソーススパゲッティ」では、納豆付属のタレやカラシは使わずに、コンソメとタバスコで和えた納豆をトッピング。そのひと手間によって、もともと相性が良いミートソースと納豆の親和性がより高まるのだそう。「納豆が苦手な人にはミートソースの方が食べやすくおすすめです」と、氏家さんからメッセージをいただきました。
食べて、投票して「納豆のまち・福島」を盛り上げよう!
納豆料理コンテストでは、今回ご紹介したメニューのほかにも、魅力的なメニューがたくさん! 詳しくは、納豆料理コンテストの特設ページをご覧ください。
投票について
参加店舗で納豆メニューを注文し、投票に参加すると福島市特産物などが抽選で当たります。各店舗に設置してある2次元(QR)コードを読み取り、投票ページにアクセスすることで投票に参加できます。
一般投票や審査員による書類審査によって概ね5品程度を選出し、その中からグランプリや準グランプリを決定します。ぜひ推しのお店を見つけて、応援しましょう!
投票期間 | 2023年10月10日(火)~2024年1月31日(水) ※1回の投票(QRコード読込)につき、1つのメニューへの投票が可能です。 ※複数メニューへの投票があった場合は、無効となります。 |
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投票特典 | 抽選で本市の特産物や、参加店舗で使えるお食事券を贈呈。 ※Instagramで「#納豆料理コンテスト」を付けて投稿した方は、当選確率がUP! ※当選は、商品の発送をもって発表とします。 |
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納豆料理コンテストに関するお問合せ先
名称 | 福島市商工観光部 商工業振興課 |
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住所 | 〒960-8601 福島市五老内町3-1 |
TEL | 024-525-3720 |
SNS | 福島市公式ホームページ 納豆料理コンテスト特設ページ |