掲載日 2023.08.14 / 更新日 2023.08.20

【ピーチホリデイ2023食レポ】まるごと朝採りピーチ by「Patisserie Sawada（パティスリーサワダ）」

ツヤツヤと輝く「まるごと朝採りピーチ」の魅力に迫る

2023年7月14日(金)〜9月10日(日)までの期間中、福島市内の飲食店や果樹園などで、桃を使った商品やメニューが期間限定で楽しめる「ふくしまピーチホリデイ2023」。福島市観光ノートでは、今年も桃づくしメニューを食レポでご紹介しています！

今回は、飯坂町にある「Patisserie Sawada（パティスリーサワダ）」の、ツヤツヤと美しく輝く「まるごと朝採りピーチ」をご紹介します。

創業150年の老舗和洋菓子店「Patisserie Sawada」
「まるごと朝採りピーチ」製菓秘話
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創業150年の老舗和洋菓子店「Patisserie Sawada」

「Patisserie Sawada」は、飯坂電車「飯坂温泉駅」から徒歩2分、1867年「御菓子司澤田屋」として開業した老舗和洋菓子店です。

Patisserie Sawada（パティスリーサワダ）

飯坂温泉名物のパウンドケーキ「ピュアオレンジケーキ」のほか、最近では「土偶もなかぴ〜ぐ〜」が新たな福島市のお土産として人気を集めています。

今回ご紹介するのは、飯坂町で朝収穫されたばかりの桃をまるごと使用した「まるごと朝採りピーチ」。ピーチホリデイ期間限定商品です。

まるごと朝採りピーチ（550円）

ツヤツヤとしたゼリーで包まれた桃の中に、なめらかなカスタードクリームとしっとりふわっとしたスポンジケーキが入っています。

この日の桃は、福島人が好むといわれている硬めの桃。ジューシーな果汁と上品なカスタードクリームが調和し、至極の味わいが口いっぱいに広がります。

「まるごと朝採りピーチ」製菓秘話

使用している桃は、農家が早朝収穫している畑に、Patisserie Sawada代表でパティシエの澤田健（さわだたけし）さんが自ら足を運んで仕入れています。

Patisserie Sawada代表　澤田健（さわだたけし）さん

澤田さんは「お客さまが食べやすい桃の大きさだけを農家さんに伝えています。味は、どの桃も一緒でおいしいから」と、硬さや柔らかさ、見た目が美しいかなどの細かな要望は伝えていません。「私は桃の専門家ではないため、農家さんにお任せしています」

というのも、澤田さんは、桃農家さんで規格外の桃（傷がついてしまったなどで市場に出せない桃）が出てしまったときに率先して仕入れを行い、この「まるごと朝採りピーチ」へと生まれ変わらせているからです。
見渡す限り果樹畑の広がる飯坂地区で愛されてきたパティスリーらしい、持続可能な農業を農家とともに目指す想いを感じました。

そんな澤田さんが「まるごと朝採りピーチ」を提供する上で気をつけていることのひとつは、桃の色を変えないこと。
桃は、むいたそばから色が変わっていきます。レモン果汁につけたり、キッチンペーパーで水分を取った後にゼリーや寒天などで表面をコーティングしたりという方法を使って、桃のツヤツヤとした風合いを活かすようスピード勝負で日々スタッフとともに創り上げています。

澤田さんからは「9月くらいまでいろいろな桃の品種が楽しめるので、その時期にしか食べられない期間限定の桃の味を“まるごと朝採りピーチ”で堪能してください」とメッセージをいただきました。

何かと自宅などで集まる機会も増えてくるこの季節。「まるごと朝採りピーチ」で、食卓も会話も桃色に華やぐこと間違いなしですね。9月中旬頃まで販売される予定です。
※販売は桃の状況次第のため、予約は基本的には受け付けていません。おおむね午前10時頃から店頭に並ぶ予定ですので、ご来店前にお電話でご確認ください。