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あづま総合運動公園「ヤマユリ園」で優美な花と香りに包まれるひとときを
「ささき牧場カフェ」の夏限定ソフトクリームも堪能
スポーツの場としてはもちろん、多様な施設で構成される福島市佐原の「あづま総合運動公園」は、四季折々に咲く美しい花々など、豊かな自然を楽しめる場所としても人気があります。
今回ご紹介するのは、見頃を迎えている「ヤマユリ園」。約2万株のヤマユリが咲き誇る園内は、美しい花と甘い香りで溢れています。
大輪の花を咲かせるヤマユリは「ユリの女王」とも呼ばれます。迫力ある花の姿をぜひお楽しみください。
今が見頃!「ヤマユリ園」へ行くには?
「ヤマユリ園」は、東北自動車道「福島西I.C」から車で約10分、あづま総合運動公園内のピクニック広場北側に位置します。
駐車場を利用する際は、体育館駐車場を利用するのが便利です。
駐車場で車を降りると、風にのってヤマユリの甘い香りが漂ってきました。
体育館を背に、右手側に入り口があります。
園内に入ると、セミの鳴き声、草木の匂い、大自然の夏を感じます。
蒸し暑い日でしたが、木々が日陰を作り、爽やかな風が吹き抜けます。ヤマユリの気品ある香りに包まれて、暑さを忘れることができました。
園路も整備されているのでスムーズに散策することができます。
公園スタッフにより守られてきたヤマユリ
ヤマユリは種子から発芽し、開花までに5年以上かかる植物です。
数十年前、公園に自生していたヤマユリは盗掘が相継ぎ、花の数が年々減少。そこで、ヤマユリを守りたいと思った公園スタッフが、声かけをしながら盗掘の防止に努めてきました。
また、ヤマユリの種子を採取し園内にまき続けたことで徐々に数が増えていき、ようやく現在の姿になりました。
スタッフの努力により、たくさんのヤマユリが見られるようになったヤマユリ園ですが、過去の強風による倒木被害の影響で樹林環境が変わり、ヤマユリの数は再び減少傾向にあるそうです。
現在はヤマユリを保護するための樹林の手入れを行っており、ヤマユリの種がこぼれる秋に合わせて草刈りを行っているのだそう。
訪れる私たちも、園路以外には入らないなど鑑賞のルールを守り、一緒にヤマユリを保護していきたいですね。
園内のヤマユリは、高さが2メートル近いものや、一つの株に十数個の花をつけているものもあり、迫力がありました。
ヤマユリの花は7月末頃まで楽しむことができるそうです。
ささき牧場カフェで夏限定「トマトソフト」を堪能
ヤマユリを楽しんだあとは、体育館駐車場から車で約5分の場所にある「ささき牧場カフェ」へ。
カフェの前では、牧場の牛たちが出迎えてくれました。この日はカワイイ子牛もいましたよ。
酪農家直営「ささき牧場カフェ」の看板メニューは、自然な美味しさを引き出す低温殺菌牛乳をたっぷり使った「ささき牛乳ソフト」。
こだわりの牛乳を使って作られたソフトクリームは、濃厚でありながらさっぱりとした味わいでペロリと食べられます。
現在は夏限定のトマトソフトが販売中でしたので、トマトミックスをいただきました。
トマトソフトの酸味と牛乳ソフトの甘みがちょうどよくマッチして、まろやかな味わい。後味スッキリで、暑い日にぴったりのソフトクリームです(トマトソフトの販売は7月末まで)。
店内では牛乳や乳製品なども販売されていますので、ぜひ「ささき牛乳」の美味しさを味わってくださいね。