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【ふくしま御朱印めぐり】Vol.4 アジサイの名所・古刹「陽林寺」と「AZUMA36cafe」

八体地蔵尊の御朱印と吾妻の麓で味わう地元の食でパワーチャージ

八体地蔵尊の御朱印

御朱印とは、神社や寺院でいただく墨書きと押印のこと。多くは、寺社名と御本尊・御祭神名や日付が墨書きされ、朱色で押印されています。

「ふくしま御朱印めぐり」では、福島市で御朱印をいただくことができる神社や寺院をご紹介していきます。また、御朱印を拝受した後に行ける近くのカフェなどもあわせてご案内します。

4回目は、福島市の大森城址より南へ約5kmの場所に立地する古刹「陽林寺(ようりんじ)」と、福島市荒井の吾妻山の麓に2023年にオープンした「AZUMA36cafe(アヅマサンロクカフェ)」です。

※この記事は2023年に取材した内容をリライトしています。写真や価格は取材時のままです。

「福島のアジサイ寺」陽林寺

福島市の西南、市内を一望できる山中にたたずむ「陽林寺」。曹洞宗の寺院で、永正10年(1513年)に伊達稙宗(伊達政宗の曾祖父)によって開かれたといわれています。現在、陽林寺敷地・建物・山全体が福島市指定の史跡および名勝となっています。
また近年では「福島のアジサイ寺」として有名です。

陽林寺

陽林寺

お寺の入口である惣門を過ぎると、正面に山門が見渡せる緩やかな道となりますが、その右手の台地にほぼ等身大の石仏が8体、寂然と立ち並んでいます。八体地蔵と呼ばれ、いずれも頭を丸めた円頂の沙門形(僧形)をした丸彫の地蔵菩薩立像です。

八体地蔵尊

八体地蔵尊

六道思想に基づきお地蔵が6体並んでいるのはよく見かけますが、8体並んでいるのは珍しいですよね。

山門は三間一戸で、中央間の通用口に廻縁をめぐらした楼門造りです。屋根は入母屋造り、その正面に千鳥唐破風(ちどりからはふ)を設けています。

山門

山門

左右に配してある木造阿吽仁王像は、前の住職・三十代瞬童が建立したもので、親子二代にわたる努力によって完成したものです。

御朱印をいただく前にまずは、手水舎で身と心を清めます。アジサイ時期は「花手水(はなちょうず)」も楽しめるそうです。

手水舎(ちょうずや)

手水舎(ちょうずや)

本堂に向かって、ご本尊に挨拶をしましょう。

本堂

本堂

本堂には吊るし飾りや和傘が彩られ、厳かな気持ちとともに美しい光景に目を奪われます。

それでは、寺務所に御朱印をいただきに行きましょう!

心願成就! 八体地蔵尊の御朱印

陽林時の御朱印は、イラスト入り御朱印、切り絵御朱印など計30種類ほどで、種類豊富です。

御朱印

御朱印

特にイラスト入りの御朱印を希望の場合は、陽林寺の公式サイトを確認してから行きましょう。
受付は予約が優先で、書き手が不在のときは、書き置き御朱印のみのご案内です。

1番人気は、陽林寺の八体地蔵尊の御朱印

八体地蔵尊の御朱印

八体地蔵尊の御朱印

8回受納の時点で満願、心願成就となるそうで、私も書いていただきました。

八体地蔵尊の御朱印

八体地蔵尊の御朱印

初めての受納なので、1体のお地蔵さまが口を開けて笑っています。お参りの度に、笑顔のお地蔵さまが1体ずつ増えていくのは、幸せもさらに増えていくような気持ちになり嬉しいですね。

五千株が咲き誇る「紫陽花まつり」

陽林寺は、福島市より四季を通じて花々が咲く色鮮やかな景色を楽しむことができる名勝地として指定されています。
初夏の見ごろは、境内敷地内で咲き誇る5千株、約2万本のアジサイ。本堂裏の西洋アジサイをはじめ、アナベルという白いアジサイが畑いっぱいに咲く様子は、訪れる人を魅了します。

元々は杉が植えられていた場所を開拓してアジサイを植樹しました。霜が降りるまで咲くアジサイなど約30種類を楽しむことができます。

陽林寺の「紫陽花まつり」は2024年7月6日(土)・7日(日)に開催されます。

まつり限定の御朱印(2種)がある他、紫陽花アナベル苗を2日間限定で300ポット譲渡販売、地元水原藤八蕎麦、キッチンカー、ハンドメイドブースが集います。ワークショップも開催やJA女性部の野菜販売もあります。

ぜひ、にぎやかな紫陽花まつりとあわせて、梅雨ならではの風情も楽しんでください。

陽林寺Data

住所 福島県福島市小田字位作山13
電話番号 024-546-0177
ホームページ https://isakusan-yourinji.com/
駐車場 あり(約50台)

御朱印Data

御朱印の種類 朱印中心の御朱印、イラスト入り御朱印、切り絵御朱印計30種類ほど
朱印料 300円〜1800円
受付時間 10:00〜15:00 ※公式Instagramでご確認ください
受付場所 御朱印受付看板のある寺務所

大自然との調和を感じる心地よい古民家カフェ「AZUMA36cafe」

続いては、陽林寺から車で約15分、吾妻山の麓に2023年5月にオープンした「AZUMA36cafe(アヅマサンロクカフェ)」に向かいます。

大自然の中に突如現れるスタイリッシュな外観の「AZUMA36cafe」。築100年の古民家をリノベーションしました。

AZUMA36cafe

AZUMA36cafe

カフェのほか、物販、イベントスペースなどを備えた「ハコニワテラス」という複合施設になっています。

ドッグラン「11doggy’s yard(ワンワンドギースヤード)」もあり、ワンちゃんと一緒に楽しむことができるので、お散歩やお出かけのついでに立ち寄るのもおすすめ。

11doggy's yard(ワンワンドギースヤード)

11doggy’s yard(ワンワンドギースヤード)

庭には、ハコニワテラスのアイドル的な存在のヤギ「ココちゃん」もいます。調理の際に出てしまう野菜の皮など、本来捨てられてしまう食材を食べてくれたり、庭の草を食べてくれたりとSDGsにも一役買ってくれています

goat houseココの家

goat houseココの家

さっそく、中に入っていきましょう。

店内には立派な柱や梁が当時のまま残されています。

できるだけ既存の造りを残し、再利用を意識したそうで、神棚の面影も残っています。

地元の食材の旨みを生かした料理

料理は、福島市産のお米や新鮮朝採りのレタスを使うなど、できる限り地産地消にこだわっています。
プレート料理やピザがおすすめです。

チキンソテープレート 伊達鶏(ライス・サラダ・スープ付)1,500円(税込)

チキンソテープレート 伊達鶏(ライス・サラダ・スープ付)1,500円(税込)

ふくしま三大ブランド鶏のひとつ、伊達鶏を使った「チキンソテープレート」。

チキンソテープレート 伊達鶏(ライス・サラダ・スープ付)1,500円(税込)

ライスにご注目!よく見ると、ライスの上に、ウサギ型のにんじんがのっています。
これは、福島市の吾妻山に春先に現れるウサギ形の残雪「雪うさぎ」をイメージしています。雪ウサギ好きの地元民としては、感動して歓声を上げてしまいました。

メインの伊達鶏は、皮目がパリッと、ぷりぷりの食感で、ちょっぴりスパイシーさもあり大満足。栄養バランスも考えられたワンプレートです。

写真提供:AZUMA36cafe

写真提供:AZUMA36cafe

ランチタイムのほか、ティータイムやディナータイムもあり、地元のワインや日本酒も堪能できます。ゆっくりと昼夜で変わる景色を楽しみながら味わうのもおすすめです。

カフェを含むハコニワテラスでは、今後マルシェなどのイベントを行ったり、畑で野菜を作ったりと、地域の皆さんとともに楽しめる空間を目指していくそうです。

陽林寺で紫陽花を楽しみながらご朱印をいただいて、ゆったりと吾妻の麓で地元産のおいしい食を堪能し、パワーチャージしてみてはいかがでしょうか。

AZUMA36cafe 店舗情報

住所 福島県福島市荒井字蟹沢21-1
TEL 024-572-6705
営業時間

11:00〜21:00
LUNCH/11:00〜14:00
CAFE/14:00〜17:00
DINNER/17:00〜21:00
※ラストオーダーは各営業終了時間の30分前
※外席は犬連れの方もご利用可能

定休日 水曜日
※当面のあいだ火曜日のディナーはお休み
駐車場

あり

HP・SNS

公式ホームページ

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