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「エールセット」和イタリアン 益蔵 × 三廻部麻衣
エールプロジェクト事例 #3
全国のフリーランスと市内事業者をマッチングして朝ドラ「エール」に関連する商品や販促物などを生み出す、福島市「ピンチをチャンスにプロジェクト」(通称「エールプロジェクト」)。新型コロナウイルスの影響により予定より2ヶ月遅れて5月初旬からスタート、計33のプロジェクトが同時進行し6月末で終了しました。
今回の事例紹介第2弾では、フリーランスの立場で実際にプロジェクトへ参画した私、三廻部麻衣(みくるべ・まい)が、福島駅ほど近くのイタリアンレストラン「益蔵」の「MASUZO エールセット」についてご紹介します!
「益蔵が大切にしているものを、大切に」
今回のプロジェクトでは、私が食にかかわる仕事をメインにしていることから「益蔵」さんとマッチングをいただき、新メニューを共創することになりました。
メニュー考案の前に、まずは「益蔵」を深く丁寧に知るところから。
地元の常連様も多く、駅前という恵まれた立地で観光のお客様にもPRしやすいという強み。幅広いニーズに応えられる広々とした店内、メニューの特徴。福島出身のオーナー大澤益三さんの地元や飲食店への想い…。
「益蔵が大切にしていることを、大切にする。」それをいつも心に置きながらプロジェクトに取り組みました。
「福島×豊橋が奏でる、食のハーモニー」
「MASUZO エールセット」は、朝ドラ「エール」の要素やドラマの舞台である福島と豊橋の食材を織り交ぜながら、食べて美味しいのはもちろん、見た目の可愛らしさやワクワク感にもこだわりました。
完成された商品(ちくわ、紅葉漬け)で新メニューを作るという、挑戦し甲斐のあるテーマとも向き合いながら、試作を重ね…。益蔵のメニューとして多くの人に愛されるようなスペシャルセットが完成しました!
特に力を入れたのは、〈前菜のプレート盛り〉
プレートの中心には、朝ドラ「エール」の世界観を表現する「音符のグリッシーニ」。
サクサクした食感で、クリームチーズや生ハムとの相性もピッタリ!
そして、「サーモンの福島マリネ(紅葉漬けソースで)」は、古関裕而さんがこよなく愛した紅葉漬けの風味を活かしたソースでいただくサーモン×サーモンの共演。
さらに、「豊橋ヤマサちくわのインボルティーニ(大葉のドレッシングで)」は、ドラマにもたびたび登場している豊橋名産「ヤマサちくわ」の食感と風味を活かした夏らしい1品。
チーズ入りのちくわとトマトソースを鶏肉で巻き、大葉のドレッシングでいただく爽やかな味わいです。
イタリア産生ハムと県産ルッコラのサラダも加わり、野菜もしっかり召し上がっていただける前菜プレートになりました。
メインの新メニューは、〈川俣シャモと飯坂温泉卵の八丁味噌 和風カルボナーラ〉
豊橋名産の八丁味噌と大葉をたっぷり使い、益蔵の人気メニュー「和風カルボナーラ」をアレンジ!
八丁味噌の風味&川俣シャモの旨味がラヂウム卵(飯坂温泉卵)とも絡まり抜群のハーモニーを奏で、ヘルシーでさっぱりとした1品に仕上がりました。
エールセットはランチタイムのみの提供ですが、「前菜のプレート盛り」「川俣シャモと飯坂温泉卵の八丁味噌 和風カルボナーラ」はディナータイムでも単品でのオーダーが可能。そして、ディナータイム限定の「黒胡椒豆ちくわ×ゴルゴンゾーラ」はおつまみとして、ビールや赤ワインにピッタリです!
「大人の社交場へ、ようこそ!」
今回、市内在住のフリーランスとしてエールプロジェクトに参画。地域に根ざし愛されている事業者と共に新たなメニューを創り出せたことは、この土地に暮らすひとりの人間としても大きな喜びでした。
このような画期的な取り組みが、県内をはじめ他の地域にも広がっていくこと。
そして、朝ドラの放送が終わっても、今回の「MASUZO エールセット」を機に繋がった益蔵とお客様のご縁が続くことを、心から願っています。
福島駅前、大人の社交場「益蔵」へ。「MASUZO エールセット」を召し上がりに是非足をお運びください!
【取材・執筆】福島市観光ノート編集部 三廻部 麻衣
【取材協力】益蔵(http://www.uyou.gr.jp/masuzo/)