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【必見! 穴場花見スポット】「高倉山」福島市の新たな花の名所をご紹介
地域の人々の手によって成長し続けている、春の花見所
福島市には、きれいな花々が咲き誇るスポットが数多く存在します。特に春の季節は「花見山」を筆頭に、多くの場所で色とりどりの花が咲き乱れ、どこも花見客で賑わっていますね。
今回は「花見の穴場スポットが知りたい」「あまり混んでない場所で花見がしたい」という方は特に必見の、NEW花見の名所「高倉山」をご紹介します。
知る人ぞ知る花見スポット「高倉山」
福島市の南西部。福島駅から車で20分弱ほどの距離にある山田という地区にあるのが、今回ご紹介する「高倉山」です。
高倉山(別名:清水山)の標高は116mと小さい山ですが、頂上からは吾妻・安達太良の山々と信夫地区の田園風景、遠くは福島市の街並みが一望できる見晴らしの良い山です。
高倉山の見どころは、なんといっても、花桃と吾妻小富士のコントラスト!
赤・白・紅色の花桃と吾妻小富士の雪うさぎの鮮やかさは、心を華やかにするような感動を覚えます。
他にも、大正時代から咲く古大木ザクラのソメイヨシノや、福島市で誕生したモニワザクラなどもあります。
また、なかなか見ることのできない日本たんぽぽの群生などもあり、花桃、桜、レンギョウ、ユキヤナギ、ドウダンツツジ等のコラボレーションを楽しむことができます。
なぜ穴場? これまで知られてこなかった理由
こんな美しい場所が、なぜ穴場スポットと呼ばれるほど、人々に知られてこなかったのでしょうか?
その理由は、今現在も地域のボランティアでつくり上げている “最中” の花見所だからです。
高倉山一帯はもともと桑畑。1975年頃までは良質の繭の生産地でしたが、時代の変化と共に衰退し、一帯は荒地となりました。地域としても過疎化が進み、課題を抱えます。
そんな中、2009年に高倉山に花を咲かせたいという当時の山田地区の区長の音頭で “この地域にもっと人を呼べる場所をつくろう!この里に新しい花の名所をつくろう!” と、地区民が主体となって植栽を始めたのです。
震災を乗り越え、コロナ禍を乗り越え、今年で14年目。今では、花々はもちろん、他にも遊歩道や手すり、トイレや手洗い場、看板などの設置もあります。
コツコツと地域ボランティアの方々が協力し合い活動を続けてきたからこそ、今ではこんなに美しい花々が咲き誇る花の名所となってきたのです。
活動をされている方々のほとんどは70代前後。まだ山の半分以上の手入れができていないそうですが「この先まだまだ。5年、10年と時間をかけてでも、この場所を笑顔溢れる場所にしていきたい」との想いをお持ちです。
高倉山への交通アクセス・駐車場
駐車場案内
駐車場住所 | 〒960-1105 福島県福島市山田笠松21 |
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電話 | なし |
時間 | 24時間可能(私有地のため、節度ある行動をお願いします) |
駐車場 | 有り |
料金 | 無料 |
登口 | 2ヵ所有り |
アクセス | ①タクシー:JR福島駅西口から約20分 ②バス:JR福島駅東口からバス(平田行きJA平田バス停 約25分)下車後 徒歩約10分 ③車:JR福島駅西口から約20分/東北道福島西ICから約7分 |
駐車場は区画などの整備はされていません。駐車の際は周囲の車両や歩行者に注意・配慮をお願いします。
駐車場からの登り口
高倉山への登り口は2ヵ所あります。1つ目は、駐車場脇道。
2つ目は、駐車場から山を挟んで反対側にある山田大清水の脇の遊歩道です。
どちらも数分で登ることができますが、舗装された道ではありませんので、履き慣れた動きやすい靴で登るのをおすすめします。
また、高倉山は私有地ですので、ごみは必ず持ち帰る、深夜・早朝の来訪は遠慮するなど、マナーやモラルを守った上で遊びに行ってくださいね。
花見て、食べて、巡って「ふくしま花回廊デジタルラリー」開催中
他にも、近くには花木農家が丹精込めて育てた花々が咲き誇り、あたり一面が鮮やかな色彩に染まる「神ノ内前の花木群」、展望テラスから桜の花々と福島の市街地も見渡せる「花野山」など、いろいろと花見所がありますよ!
また2023年4月9日(日)には、この地区で「スイーツde花ウォーク プレミアム」というイベントをやっていて「レパコ」や「ヴォートル」などのスイーツを味わうことができます。
福島市では、2023年3月18日(土)~6月30日(金)まで、花見て、食べて、巡って「ふくしま花回廊デジタルラリー」を開催しています。
今回ご紹介した高倉山をはじめ、福島市内の花回廊スポット、観光スポット、飲食店を巡ってスマホでスタンプを4個集めると、1,129名様に豪華賞品が当たる嬉しいキャンペーンですので、ぜひお楽しみくださいね♪