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冬だからこそ楽しみたい「福島市 温泉の魅力」

温泉で心も身体もほぐしてリフレッシュ!

寒さに身体が縮こまりがちな冬は、温泉で心も身体もほぐして、ゆったりほっこりリフレッシュしたいですよね〜。
街のあちこちから上る湯けむりを眺めながら温泉街を散策したり、そしてちょっと歩き疲れたら足湯につかったり。

福島県は、全国第4位・132か所という多くの温泉地を有する温泉王国。豊かな自然と風土により、その泉質もバラエティに富んでいます。そして市街地から少し足を延ばすだけで行ける温泉もたくさんあるという恵まれた環境にあります。

冬だからこそ、温泉を存分に楽しみませんか?!

この記事では、福島市内にある個性豊かな3つの名湯「飯坂温泉・土湯温泉・高湯温泉」の魅力と行き方、これまでの記事などをまとめてご紹介します。

奥州三名湯、風情あふれる温泉街「飯坂温泉」

飯坂温泉は「福島の奥座敷」と呼ばれ、宮城県の鳴子温泉、秋保温泉とともに「奥州三名湯」の一つに数えられる歴史ある名湯です。

JR福島駅から飯坂電車で約20分、また東北自動車道の福島飯坂インターチェンジからも10分ほどと市街地からのアクセスが良く、風情ある温泉街の雰囲気が楽しめることから、多くの観光客が訪れています。

摺上川沿いに並ぶ温泉旅館を眺めながら歩くと、近くには愛宕山公園、江戸時代の豪農屋敷が保存されている「旧堀切邸」、うそかえ祭りで有名な「高畑天満宮」、そして足湯が楽しめる場所も多く、温泉街の街歩きが楽しめます。
また「円盤餃子」で有名な「餃子 照井 飯坂本店」や、お土産で人気の「ラヂウム玉子」もありますよ。

旧堀切邸の表門。中には福島市の有形文化財に指定された「十間蔵」や、足湯も。

飯坂には9つの共同浴場があり、なかでも飯坂温泉のシンボル的な風情ある木造建築の「鯖湖湯(さばこゆ)」は、飯坂温泉発祥の湯とされ、松尾芭蕉も入ったと伝えられています。皆さんもこの鯖湖湯の風景を一度はご覧になったことがあるのではないでしょうか。

飯坂温泉のシンボル「鯖湖湯(さばこゆ)」

古くから飯坂の人々の生活を支えてきた共同浴場、実は源泉の熱さでも有名で、なんと湯口の温度が約45〜65度もあるんです! そんな共同浴場で地元の方たちと交流をしてみるのも、旅の良い思い出となるでしょう。

泉質 弱アルカリ単純温泉
泉質別適応症(浴用) 自律神経不安定症、不眠症、うつ状態
交通 車:東北自動車道「福島飯坂IC」から約10分
公共交通機関:JR福島駅から、福島交通飯坂線で約20分「飯坂温泉駅」下車
リンク

飯坂温泉公式サイト

【福島市観光ノート記事】

3種の源泉が楽しめる!飯坂温泉「花ももの湯」で温泉三昧の日帰り旅

見どころたくさん!2022 飯坂温泉まち歩き

日帰り温泉 – 飯坂

飯坂温泉おすすめモデルコース【福島駅発小さな旅】(動画)

古さと新しさ、街並みと自然が楽しめる「土湯温泉」

土湯温泉は、福島城下から会津へと向かう会津街道の宿場としての役割を兼ねた温泉郷で、1400年以上の歴史があるといわれています。磐梯朝日国立公園内にあり、温泉街と自然の両方を満喫できるロケーションです。
郷土玩具の「土湯こけし」は、三大こけし発祥の地(土湯温泉、鳴子温泉、遠刈田温泉)としても有名です。

土湯のキャラクター「きぼっこちゃん」がお湯につかっている無料の足湯「きぼっこの湯」

また、近年は新しい宿泊施設や飲食店などが続々とオープン。新しい温泉滞在のかたちや体験と、古き良き温泉文化の両方が楽しめる街として進化していて、人気の温泉地となっています。

「YUMORI ONSEN HOSTEL」

カフェ「おららのコミセ」

土湯にはいくつもの源泉があり、10種類以上の泉質の温泉が楽しめます。メインの泉質は、天然の保湿成分といわれるメタケイ酸がたっぷり含まれた「美人の湯」といわれる弱アルカリ性単純温泉。

土湯温泉は「土湯温泉」と、さらに標高の高いところにある「土湯峠温泉郷」の2つのエリアに分かれています。
秘湯の雰囲気が好きな方は、土湯峠温泉郷の「野地温泉」「新野地温泉」「幕川温泉」「鷲倉温泉」「赤湯温泉」を訪れてみてはいかがでしょうか。詳しくは下記のリンク先記事をご覧ください。

野地温泉ホテル「千寿の湯」

泉質 弱アルカリ性単純温泉
泉質別適応症(浴用) 自律神経不安定症、不眠症、うつ状態
交通 車:東北自動車道「福島西IC」から約15分
公共交通機関:JR福島駅 東口から、路線バス7番「土湯温泉行き」で約40分
リンク

土湯温泉観光協会

【福島市観光ノート記事】

①土湯温泉

今話題の土湯温泉へ行こう! タイプ別おすすめのモデルコース

いま土湯温泉の街歩きが楽しい!女子旅向きの新スポットをご紹介

【温泉×アップルホリデイ】土湯温泉街でご当地スイーツを楽しむ

福島市で温泉ワーケーション!vol.2土湯温泉「アレンジ自在のホステル滞在」

【土湯温泉】車いすの方も利用しやすい新客室を備えて「山水荘」がリニューアルオープン

②土湯温泉郷

秘湯がひしめく「土湯峠温泉郷」探訪 Vol.1「野地温泉」「新野地温泉」

秘湯がひしめく「土湯峠温泉郷」探訪 Vol.2「幕川温泉」「鷲倉温泉」

人気温泉地ランキング1位! 極上の硫黄泉が自慢「高湯温泉」

安達屋旅館大露天風呂(写真:高湯温泉観光協会)

「日本の道100選」にも選ばれている磐梯吾妻スカイラインの入り口に位置する高湯温泉は、国内有数の硫黄成分濃度の高い、白濁した極上のかけ流し湯が楽しめる山峡の秘湯として有名です。

湯治場の雰囲気を残す玉子湯藁葺湯小屋(写真:高湯温泉観光協会)

「じゃらん人気温泉地ランキング2021」(リクルートじゃらんリサーチセンター調べ)で総合満足度1位を獲得、過去には2016年と2017年に2年連続で総合満足度1位に輝くなど、全国にファンの多い温泉として知られています。

山麓に昔からの自然湧出の源泉が10か所あり、湯番によるこまめな手入れにより現在も9か所が使われています。
高湯では、これらの源泉から引き湯した天然温泉に一切手を加えず「100%源泉かけ流し」の湯として提供しており、2010年に、全国で9番目に源泉かけ流し宣言を行いました。
酸化還元作用が非常に強い硫黄泉は、老化防止や免疫力アップに効果絶大です。

実は、高湯温泉街にはカフェや土産物屋さんなどはありません。開湯400年「一切の鳴り物を禁ず」というしきたりを守り(鳴り物とは三味線や太鼓など音を出すもののこと。盆踊りなどの娯楽が禁じられていたということです)、大切にしてきた豊かな自然と、歓楽から距離を置いてきた湯治場としての風情と矜持が、高湯最大の魅力となっています。

共同浴場の「あったか湯」は、バリアフリーにも対応しています。

泉質 硫黄泉
泉質別適応症(浴用) アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化膿症、末梢循環障害
交通 車:東北自動車道「福島西IC」または「福島飯坂IC」から約30分
  東北中央自動車道「大笹生IC」から約20分
公共交通機関:JR福島駅 西口から、路線バス21番「高湯温泉行き」で約40分
※路線バスは一日3〜5本しかありませんのでご注意ください
リンク

高湯温泉公式サイト

【福島市観光ノート記事】

「じゃらん満足度一位」高湯温泉のディープな魅力(前編)

アンチエイジングにも期待大。高湯温泉のディープな魅力(後編)

磐梯吾妻スカイライン近く「高湯温泉」日帰り入浴OKの施設まとめ

福島の3名湯、どこに行くか迷ったら & その他温泉に関する記事

温泉ソムリエ有資格者が教える「飯坂・土湯・高湯温泉の楽しみ方」講座レポート

福島市内の足湯&温泉公園

村上瑞恵

レギュラーライター /編集・ SNS担当

村上瑞恵

地に足のついた生活がしたいと、2006年に都内から福島県にIターン。パソコン通信時代からのPCユーザーで、サイト運営やSNS運用などデジタル方面にわりと強いガジェットおたく。地域のICT化推進事業に携わったのち、Web制作会社で観光情報サイトの編集やSNSを活用した販売促進・ファンづくりを担当し、2022年9月に独立。休みの日はカメラ片手にバイクや車で出かけている。

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