掲載日 /
夏本番!「氷ファン」に贈る福島市こだわりのかき氷店二選
暑い夏、かき氷で至福のひとときを
異例の早さで梅雨明けした今年の夏、福島の暑~い夏がやってきましたね。今回は福島市でこだわりのかき氷が食べられる2店をご紹介します。
ふわふわ食感とビジュアルが楽しめる『氷屋パンプス』
最初にご紹介するのは、昨年秋にオープンした福島市大町の『氷屋パンプス』、初めての夏を迎えるこちらのお店には、連日涼を求めたくさんの人が訪れています。
店内に入ると、店長の鈴木さんとスタッフひろさんが笑顔で迎えてくれます。
数年前に東京で食べたフワフワのかき氷に感激し、かき氷文化を福島にも広げたいと思ったのがオープンのきっかけ。日々試作を重ね、新メニューの開発をされているそうですが、納得出来ずにボツになるものも多いのだそう。
メニューとしてお店に並ぶかき氷は、お二人がこだわりぬいて完成させた至福の一杯なんです。
店内は1階にカウンター席が3席、2階に上がると雰囲気がガラッと変わり、ちょこんと置かれたちゃぶ台が2つ。昔懐かしい昭和レトロな雰囲気が広がります。
現在の人気メニューは、「梅ミルク」。
濃厚ミルクシロップ、ミルクシロップ、紀州南高梅シロップと三層になったかき氷に県産の若桃の甘露煮がのります。
氷がふわふわ、ミルク味の氷を削っているのかと勘違いしてしまうほどにミルクシロップが氷全体に染みわたります。甘いミルクシロップに柔らかい酸味の梅シロップがアクセントとなり、これぞまさに至福の一杯!
こちらは、「梅ミルクの梅シロップなしって出来ますか?」というお客様のリクエストから生まれたというメニュー「パンプスのミルク氷」。
別添えのシロップ(各150円)をつけることも出来ますよ。
地元の食材にこだわり、季節ごとに様々なかき氷が楽しめる『氷屋パンプス』、間もなく福島の桃を使ったかき氷が登場するとの事。桃は優しい味わいなので、かき氷にするのは難しいとおっしゃるひろさん、どんなかき氷が完成するのか楽しみですね。
果樹園が営む『ピーチマンカフェ』
二店目は、福島市大笹生にある『ピーチマンカフェ』。
この夏オープン一周年を迎えました。夏は主にかき氷、冬場はりんごを使ったスィーツなどを楽しむことができるカフェでSNSでも話題に。連日多くの人で賑わっています。
こちらのカフェは、「吟壌ブランド」を提供する果樹園「フルーツファームカトウ」の直営カフェ。土壌からこだわる果樹園で作られたフルーツを使ったかき氷の美味しさは格別で、素材そのものの美味しさが口いっぱいに広がります。
果樹園の敷地内に建てられた倉庫の中にはカフェ、果樹作業場、オフィスが共存します。オーナー加藤さんが理想とする果樹園のスタイルだったそう。
こだわりの店内は、どこを見てもスタイリッシュで思わずカメラを向けたくなる素敵な空間です。アリゾナからやってきたというトレーラーが店内中央で存在感を出します。
注文はこちらのトレーラーで。
「ピーチマンカフェ」のかき氷には、希少な日光の天然氷が使用されています。ゆっくりと自然の寒さの中で作られた天然氷は、口の中で柔らかく溶けていきます。
丁寧に削られたふわふわの天然氷の上に、果樹園のフルーツを使って作られたソースがたっぷりかけられ、こだわりのかき氷が完成します。
果樹園のさくらんぼを使用した「チェリークリチ」や、子供たちにも大人気のカラフルな「レインボー」など心惹かれるメニューが多数ですが、この日は提供が始まったばかりのお店の看板メニュー、「ピーチマンスペシャル」をいただきました。
とろける桃のソースはピンクというより、まさに桃色!
桃が丸ごと1個使用されている贅沢な一品です。口に入れると桃の甘さが口いっぱいに広がり、思わず顔が緩んでしまいます。そして天然氷のふんわり優しい口どけにも感激。中にはカットされた生桃とヨーグルトクリームがたっぷり入っていて食べ進めるたびに味に変化があり楽しい!
こちらは「抹茶IN PEACH」、抹茶と桃という意外な組み合わせがですが、これが意外に合うんです!こちらも中には桃のコンポートと小豆がたっぷり入っていて豪華なかき氷に。上にのった白玉も嬉しいポイント。
現在使用されている桃の品種は「はつひめ」。今後は人気の「あかつき」や、鮮やかな黄色が特徴の「黄金桃」など、様々な品種が収穫期を迎えますので、かき氷に使用される桃も変化していくそうです。
行くたびに新しい味に出会える楽しみがありますね。
今回はこだわりのかき氷が食べられる2店をご紹介しました。
暑い日が続きますが、冷たいかき氷でクールダウンして、福島の暑い夏を乗り切りましょう!