掲載日 /
「磐梯吾妻スカイライン&浄土平」完全ガイド
日本初の山岳道路!吾妻の山並みを縫うパノラマコース
目次
磐梯吾妻スカイラインとは
福島県福島市にある、全長約29km、最高標高1,622m(平均標高1,350m)の観光道路で、「日本の道100選」では、日本離れしたスケールの山岳道路としても認められています。Twitterで「日本のアリゾナ!?」と度々話題になり、絶景ドライブを楽しみたい方にはうってつけのスポットです。また、JR福島駅から車でわずか1時間でこの絶景が目の前に広がるので、手軽さと本格を兼ね備えた絶景ポイントとも言えるでしょう。
※なお磐梯吾妻スカイラインでは、ガス濃度が高くなる場所(硫黄平橋周辺・浄土平から高湯側へ約1.5km)があります。周辺には看板がありますので注意して走行しましょう。
磐梯吾妻スカイラインの景勝地「浄土平」
磐梯吾妻スカイラインの中間あたりに位置する「浄土平(じょうどだいら)」は、駐車場となっており、標高1600mの高山地帯を手軽に楽しめる場所です。浄土平は、磐梯朝日国立公園の特別保護地区にも指定されており、高山植物や野鳥、星空観察にも最適です。
浄土平までのアクセスは?
公共の交通機関がないため、マイカーやレンタカー、バイク、タクシー、貸切バスなどをご利用ください。JR福島駅西口からは、車で約1時間。高速道路は、福島西または福島大笹生インターチェンジを利用するのが便利です。インターチェンジからは、それぞれ約50分で到着します。
浄土平駐車場
駐車場利用料 普通車500円、二輪車200円、マイクロバス1000円、大型バス2000円
※トイレや探勝路など地域の公共施設の維持管理、美化清掃に役立てられます。
新幹線利用の方におすすめ「タクシープラン」
JR福島駅・高湯温泉・土湯温泉出発のタクシープランを利用すれば、地元タクシードライバーの案内で、手軽に絶景の浄土平までのドライブを楽しむことが出来ます♪
タクシーでまわる福島市観光ルート
JR福島駅(西口)の福島市観光案内所では、タクシープラン手配をはじめ様々な観光案内を行っておりますので、ぜひお立ち寄りください。
浄土平周辺の観光スポット
1.浄土平ビジターセンター
1991年環境省によって建てられた自然公園の情報センター(案内所)です。公園内の自然を分かりやすく説明するコーナーなどがあり、初めて訪れた方は、まずこちらを訪問してから散策するとより楽しめます。
2.湿原散策
ビジターセンターの横から木道が設置され、高山植物を眺めながら手軽に湿原を散策できます。バリアフリー仕様で、ファミリーや車いす利用者もお楽しみいただけます。
3.吾妻小富士
本格登山は・・と言う方にお勧めなのが、浄土平駐車場の目の前にそびえる吾妻小富士。わずか10分、登山道(階段)を登るだけで、直径約500m、火口底までの高低差は約70mの頂きに到着。本格登山をしたかのような達成感を味わう事もできます。晴れた日は、特におすすめしたい場所です。手軽に登山と言っても、山肌はゴツゴツした石・岩もあるため、歩きやすい靴・トレッキングシューズなどでお出かけください。なお、1周(お鉢まわり)は、約1時間ほどかかります。時間と体力に余裕がある方は、ぜひ巡ってみてくださいね。登頂地点とはまた違った景色を楽しむ事ができますよ。
3.浄土平レストハウス
軽食、お土産販売やトイレ休憩などができる施設です。国立公園内という事で、トイレが限られた場所にしかありませんが、こちらに立ち寄ってから散策すれば安心ですね。
4.鎌沼(トレッキング)
比較的手軽なトレッキングコースとして人気なのが、鎌沼一周コース。約2時間半で高山植物を楽しみながら変化に富んだ地形が楽しめます。とは言っても、標高1700mは超えるので、天候の急変に備えて、雨具や飲料等をご用意いただくと安心です。
以上、浄土平の主な観光スポットをご紹介しました。より詳細な情報は、下のリンクからご覧ください。
浄土平だけじゃない・・・スカイラインの絶景スポット
ここでは2つの絶景スポットをご紹介。どちらも旧高湯ゲートから浄土平に向かう途中にあります。
1.つばくろ谷(不動沢橋)
駐車場と公衆トイレが完備された磐梯吾妻スカイラインの絶景スポット。かつてイワツバメが飛び交っていたことから名付けられた渓谷(「つばくろ」は燕のこと)。
谷底までの高さ80メートルの「不動沢橋」から望む景色や、駐車場から「不動沢橋」越しに見る福島盆地の景色がおすすめ。
2.天狗の庭
昔、天狗が岩を跳んで遊んだという伝説から名付けられた。つばくろ谷と並ぶ、紅葉の絶景スポット。
このほかにも、吾妻八景と呼ばれる絶景スポットがあります。詳しくは、下のリンクからご覧ください。
交通情報
磐梯吾妻スカイラインは、標高約900m~1600mの山間を縫うように走る道路なので、気象悪化などが原因で急な通行止めも発生します。そこで、交通情報が分かるまとめページを設置しておりますのでご活用ください。
磐梯吾妻スカイラインと合わせて訪れたい「2つの温泉」
1.高湯温泉〜温泉にこだわりたい方向け
じゃらん「全国温泉地満足度ランキング2021」で、3年ぶりに1位に返り咲いた高湯温泉は、全ての入浴施設が源泉かけ流し。白濁した硫黄泉は、秘湯ファンに絶大な人気を誇ります。お湯の良さを味わいに多くのリピーターが訪れる、公衆浴場の「あったか湯」、旅館の日帰り湯などを浄土平と一緒に味わってみては!?
【関連記事】
アンチエイジングにも期待大。高湯温泉のディープな魅力(後篇)
磐梯吾妻スカイライン近く「高湯温泉」日帰り入浴OKの施設まとめ
【一泊二日】山峡の秘湯「高湯温泉」肌で感じるありのままの温泉旅
2.土湯温泉〜温泉だけじゃなくスイーツや食事、街歩きも楽しみたい方向け
東北三大こけし発祥の地としても知られる土湯温泉。山間の渓谷にある温泉街は、湧き出す源泉によって泉質が異なり、単純泉や単純硫黄泉、炭酸水素塩泉を含めた10以上の源泉から楽しむことができます。渓谷沿いには滝やつり橋もあり、マイナスイオンたっぷりの散策も楽しめます。
温泉街の中ほどにある「おららのこみせ」では、オニテナガエビ釣りができ、その場で調理して食べる事もできるのでファミリーにも人気。このほか、温泉宿が運営するカフェなどで発酵食品や福島の桃を使ったメニューも続々登場!
体を動かすことが好きな方には、女沼でのSUP体験もおすすめ。日常の喧騒から離れ、大自然の醍醐味を存分に味わってみては!?
【関連記事】
いま土湯温泉の街歩きが楽しい!女子旅向きの新スポットをご紹介
【土湯温泉・女沼】テント&トレーラーの貸切サウナが登場!大自然で「ととのう」体験しませんか?
こけ女のあなたへ〜土湯温泉こけしづくしの街めぐり【動画あり】
秘湯がひしめく「土湯峠温泉郷」探訪 Vol.1「野地温泉」「 新野地温泉」
秘湯がひしめく「土湯峠温泉郷」探訪 Vol.2「幕川温泉」「 鷲倉温泉」
このほか、福島市にはJR福島駅から私鉄で約20分、アクセス良好な飯坂温泉があります。松尾芭蕉や与謝野晶子、ヘレン・ケラーが浸かった名湯をご堪能ください。