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ふくしまバリアフリーツアーセンターが「JAPAN TRAVEL AWARDS 2022」 にてグランプリ受賞!

「多様性への取り組み」が最高評価

※本記事は317日に配信する予定でしたが、福島県沖地震の影響による県内情勢を鑑み、本日の配信となりました。福島市観光案内所(福島駅西口)内「ふくしまバリアフリーツアーセンター」も被害を受けましたが、321日より臨時案内所設置にて再開をしています。

満場一致の「グランプリ」、そしてトリプル受賞

JR福島駅西口「 福島市観光案内所」内の「ふくしまバリアフリーツアーセンター」は、2009年の開所以来、障がいのある方や高齢者が安心して福島の旅行を楽しめる旅行案内を行ってきました。観光庁による『観光施設における心のバリアフリー認証制度』では福島県第一号として認定されています。

そしてこのたび、「観光から多様な社会をつくる」ことを理念に誕生した「JAPAN TRAVEL AWARDS」(主催:しいたけクリエイティブ)が発表した、JAPAN TRAVEL AWARDS 2022 において、最高賞である「グランプリ」を受賞しました。他にも「アクセシビリティ部門賞」、海外を含むメディアパートナーによる特別賞「メディア賞」も受賞、トリプル受賞の快挙となりました。

「知名度がなくても、ユニークで、旅行者のニーズに寄り添う取り組みに光が当たり、注目される場にしたい」
そんな想いのもと立ち上げられた新しい賞であるジャパントラベルアワード。「観光から多様な社会をつくる」を掲げ6部門(アクセシブル部門、LGBTQ+部門、サステイナブル部門、ホスピタリティ部門、ファミリー部門、ラグジュアリー部門)が設けられています。

第1回となる今回は全国30都府県から76件が応募、書類審査・現地審査を経て総勢28のファイナリストが選ばれ、最終審査を経て3月16日、授賞式を迎えました。

グランプリ審査では、ジャパントラベルアワードが求めている「社会を変えたいという情熱」「既成概念にとらわれない勇気」「改革の実現に向けて困難に立ち向かう覚悟」「常に改善し続けようとする意欲」の4点を全てクリアしているとして、満場一致で「ふくしまバリアフリーツアーセンター」に決定となりました。

外国人審査員12名は、グローバルな視点を持ち、日本の観光や旅行事情に詳しいジャーナリストやコンサルタント、マーケターやクリエイターなどで構成。イギリスで最も影響力のあるジャーナリストとして知られるWanderlustの創業編集長Lyn Hughes氏も特別審査員として参画しています。

グローバルな視点で、今世界で求められる「多様性」を最も実現していると評価していただき、「ふくしまバリアフリーツアーセンター」にとって勇気と元気をいただく大変名誉なこととなりました。

「世界をより良い場所にしようという意志を感じた」

審査員の皆さんからは、以下のようなコメントをいただいています。

「インクルーシブな社会で、世界をより良い場所にしようという意志を感じた」
「すべての観光団体は彼らから学び、同様な施設やサービスを始めるべき」
「ウェブサイト上の情報もアクセシブルで素晴らしい」
「日本のシニア観光の重要性を考えても、このような取り組みはもっと意識されるべき」

「ふくしまバリアフリーツアーセンター」にはグランプリの特典としてPR動画制作を贈られるほか、今後は国内外の様々なメディアに露出が行われます。

なお、福島市ではほかに「ぼんさいや  あべ」(福島市町庭坂)が受賞は逃したものの、インバウンド向けの著名ホテル等の強豪が揃うラグジュアリー部門でファイナリストに選ばれています。

【ぼんさいや あべ】若者をも虜にする「吾妻五葉松盆栽」の魅力とは?

ふくしまバリアフリーセンター 佐藤由香利センター長の喜びのコメントをご紹介します。

佐藤センター長(福島市観光案内所の花見山パネル前にて)

「部門賞だけでも驚いたのですが、まさかグランプリを受賞できるとは思っておらず大変びっくりしています。障害があってもふくしまの旅を楽しんでいただけるよう、ご希望ルートの宿泊受け入れ先を各所に電話をかけて探し出す日々ですが、時には難しく、悩むことも何度もありました。でもこの審査は、 “完璧でなくても努力をしている”という点を見てくださっていると聞いて、これまでの積み重ねを認めていただいたのかなと思っています。関係者や地域の皆様のご協力があってこその受賞です。本当にありがとうございました」

▶各部門受賞者の詳細
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000073260.html

▶ジャパントラベルアワード
https://japantravelawards.com/

運営会社:株式会社しいたけクリエイティブ(東京都大田区)ジャパントラベルアワードは、全国の自治体・観光団体・企業・個人における観光やダイバーシティ&インクルージョンの推進に関する取り組み等をもとに、日本の新たな「感動地」を発見・発信していく活動です。グローバル&ローカルな視点を持った各界のエキスパートが審査員となり、グランプリを含む10のカテゴリーの受賞者にふさわしいデスティネーションを選出します。受賞者はジャパントラベルアワードが出版する公式ブックや公式サイト、外部メディアでの掲載を通して国内外へ発信されます。

▶ふくしまバリアフリーツアーセンター 
https://www.f-kankou.jp/barrier-free
英語サイト(福島県)
https://www.fukushima-barrier-free.com/
2009年に設立したNPO法人。福島市観光案内所内にあり、観光施設や宿泊施設のバリアフリー情報を発信し、必要に応じて福祉タクシーや入浴介助の手配をし、車いすレンタル(有料)や聞こえの悪い方には筆談対応など、障害のある方が安心して福島の旅行を楽しめるようご案内しています。観光庁の『観光施設における心のバリアフリー認証制度』に福島県第一号として認定。

 

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