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【天空のメロン】通年で食べられる!フルーツ王国ふくしまに新たな特産品【動画あり】

水耕栽培でつくる福島市の新名物

一つの種から鈴なりに育つ「天空のメロン」

福島市で新たに栽培され始めている「天空のメロン」をご存じでしょうか?

メロンといえば、普通は畑の土の上で育ちますが、今回ご紹介するのは桃やリンゴのように“宙に浮かせたまま完熟”させるもの。その独特な栽培方法から、天空メロンと名づけられました。

生産しているのは福島市にある

「有限会社バイオグリーン研究所」代表取締役、安川英衛さん。

天空メロンは、福島市内の農家としては初の試みとなる「水耕栽培」が用いられています。

土を使うのではなく、特殊な水槽に根を張り巡らせて栽培することで、栄養が効率よく吸収され、一つの種から最大で約50~60個もの数を実らせることもあるんだそう。一本の茎から鈴なりに並んで実るメロン。一般的には多くても3、4個だというから、その効率の良さには目を見張るものがありますね。

環境の整ったハウス内で綺麗な水を使って作られています。

「一度、収穫してから次の植入れまで1週間程度で済む。土で作るより手間が掛からないから、うちのところでは年に3回作っているよ」と笑顔で教えてくれた安川さん。

 

糖度15~16度‼甘くてジューシー♡

季節に関係なく、たくさんの実を栽培できる天空メロン。

一番大事なお味の方はというと…

糖度が15~16度!甘くて瑞々しくて美味しいです。

「メロンは大きさと糖度。糖度を出すためにはやっぱり工夫が必要。やんちゃ坊主を育てているような気持ち」と安川さん。

水耕栽培は決して簡単ではありません。天候によって変わる毎日の日照を把握しながら、一つひとつ時間を掛けて育てるのが大事だそう。長年農業で培った経験があるからこその賜物ですね。

 

福島市ふるさと納税の返礼品にも

天空のメロンは、2021年度から、福島市のふるさと納税返礼品となっています。
※現在取り扱いがございません。

“一年中、いつでも食べられるように”との思いから始まった天空メロンの栽培。

「メロンは野菜だから、種さえ蒔けばいつでも穫れる。年に3回獲ることだってできる。今回、ふるさと納税の返礼品に使わせてくれとありがたい話をいただいて。冬だからやっていないとは言えないからね。燃料つかってもやってやろうと思って」

大きくなると、3,500gほどに育つんだとか。

新たな福島の名産品として、これから全国に広がっていくのが楽しみです。

動画もぜひご覧下さい。

木俵麻樹子(きだわらまきこ)

レギュラーライター

木俵麻樹子(きだわらまきこ)

福島市出身。郡山市在住。出版社や企業の広報部などで経験を積み、結婚を機に夢だったフリーライターに転身。現在は、県内で販売している福島の情報誌や観光情報WEBマガジンなどにも執筆している。お店や宿の紹介から、住宅関係の記事までオールジャンルの記事に対応可能。パワフルな三兄弟の母として、ママ友もゆるっと募集中♪

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