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人気の品々が一堂に!地元民も足しげく通う「福島県観光物産館」
期間限定スイーツや県内各地の人気店のお弁当も買える!
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定番のお土産からオリジナル商品まで五千点の品揃え
JR福島駅西口より徒歩3分。「コラッセふくしま」1階にある「福島県観光物産館」。
観光物産館=お土産を購入するところ、というイメージがある方も多いかもしれませんが、福島県観光物産館は、地元民も足しげく通う地元民に愛される物産館なのです。
福島県内の名産品・特産品約5,000点が並び、工芸品やふくしまのお酒が買えるほか、飲み比べや有名ラーメン店のラーメンなどが日替わりで楽しめるラウンジがあります。
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取材に伺ったのは、週明け平日の開店時刻の9:30前。
驚くことに、開店と同時にお客さんが数人ずつ入ってきて、そのまま絶えることなく、昼前にはレジに列ができるほどの盛況ぶり。
櫻田武館長によると、多い日には約4,000人が来客、最近では、午前中に地元のお客様、午後や夕方以降に観光客のお客様が訪れることが多いとのこと。
地元民に特に人気が高いのは、入口を入ってすぐの場所にずらりと並ぶ、期間限定の県内のスイーツやお弁当、特産品などです。
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福島県は、全国で3番目に広い面積を誇り、遠い地域は、福島市から車で3時間以上もかかります。遠方過ぎて、なかなか買いに行けない地域の人気の特産品を、ここで買うことができるのです。
お店をはしごすることもなく人気店の名物が手に入るとあって、観光客はもちろん、毎週楽しみにしている地元民が数多くいます。大人気の商品は、たった10分で完売することも!
さらに、物産館のために作られた、ここでしか買えないオリジナルの限定商品にも出会えます。商品情報は、新聞折り込みチラシ(オンラインではこちらで見ることが出来ます)のほか、スタッフに聞いて、商品選びの参考にしてくださいね。
櫻田館長は、「ぜひ、食べて美味しいと思ったら、現地へも足を運んで見てください。」と強調されていました。福島観光の前後に、物産館に立ち寄って観光プランの参考にするというのも旅の気分が高まりますね。
お酒好きなら要チェック!物産館オリジナル日本酒
福島県は、全国新酒鑑評会で金賞受賞数8回連続日本一を達成したほどの酒どころ。
酒コーナーには、日本酒とワイン、リキュール類など約1,100種類の「ふくしまの酒」が揃う酒好きにはたまらないコーナーです。
ここでしか手に入らない福島県観光物産館プロデュースの日本酒もあります。
福島らしさを詰め込んだ花春酒造の純米吟醸原酒「ふくしま春空(はるたか)」。先日、某イベントで話題となり、完売したほどの人気商品です。
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純米吟醸原酒「ふくしま春空(はるたか)」(花春酒造) 1,496円(720ml)、3,190円(1.8ℓ)
原材米には、会津産の「夢の香」を100%、酵母には福島県オリジナル「うつくしま夢酵母」を使用し、福島にとことんこだわった商品。原酒ならではの骨太なうまみの中に、メロン系の華やかな香り、やわらかくフレッシュな甘みがあり、濃厚な味わいが口の中で大きくふくらむお酒です。
櫻田館長曰く、若い女性にも飲みやすく人気があるとのことで、日本酒が得意でない私も、飲んでみたくなりました。
地酒飲み比べコーナーも
でも中には、試飲してどれを買うか決めたいと思っている方も少なくないと思います。
そんな方には、館内にある「ふくしまラウンジ」の「ふくしまの地酒飲み比べセット」がおススメです。
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旬替わりコースもあるので、訪れる度に、新たな銘柄との出会うことができます。
また、お酒に精通したスタッフが、お好みに合ったお酒の提案をしてくれますので、気軽に相談してみてください。
「物産館から新しいライフスタイルの提案を」
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今回お話を伺った福島県観光物産館の櫻田武館長
櫻田館長は、「地元の人たちに喜んでもらえてこそ、観光客にも受け入れられる。地元の人たちに愛されない店が、観光客に愛されるはずがない。まずは、地元の人たちに良さをどんどん発信してもらえることが大切」と話します。
「お客さまと成長する店」「お客さまに近い店」と櫻田館長が言う通り、取材中、何より印象深かったのが、館長やスタッフとお客さんの会話のキャッチボールがとにかく多く、活気があることです。
お客さんから「○○が美味しい」「○○を取り扱って欲しい」という声があれば、できる限り直ぐに対応することはもちろん、櫻田館長は、「新しい県産品が世の中に最初に出る場所でありたい」とも話していました。
もしかすると、お客さんの提案した商品がここからヒットする!ということもあるかもしれません。
櫻田館長は、おおむね週末は館内にいらっしゃるとのことで、館内で見かけたらぜひ気軽に声をかけてみてください。
そして、櫻田館長は、「今後は、新しい食の提案に加え工芸品にも力を入れ、工芸品を中心としたふくしまを丸ごと楽しむライフスタイルの提案もしていきたい」とも意気込んでいます。
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例えば、普段使いには向いていないと思われがちな漆器を、普段のライフスタイルに取り入れる提案などを行い、もっと気軽に、ふくしまの工芸品を生活に取り入れてほしいと考えているそう。
まるで百貨店のような福島県観光物産館。
「観光物産館が、ライフスタイルまで提案していく」という新たな切り口で、これから新しい観光物産館のあり方を、ここ福島から全国に向けて発信されていくのを期待したいと思います。
(取材 / 執筆 鈴木亜紀子)
住所 |
福島県福島市三河南町1番20号コラッセふくしま1階
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TEL | 024-525-4031 |
営業時間 |
9:30~19:00 |
定休日 | 1月1日 |
駐車場 | 専用駐車場あり(30分無料+お買い物額に応じた無料駐車券を進呈)※2,000円以上で30分、5,000円以上で1時間 大型バスは、福島駅西口バスプールがご利用いただけます。(団体様歓迎!) |
混雑時間帯 | |
HP・SNS | |
備考 |