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福島産のりんごを使ったスイーツ特集vol.2 「カフェ&スイーツショップ」編
カヌレやフレンチトーストも登場!りんごを楽しめるスイーツ
これから福島のフルーツのシーズンもいよいよラストに近づいています。もうすっかり冬支度になっていますが、まだまだ福島のりんごの旬は続きます。 りんごは生食でも美味しいですが、アップルパイなど美味しいスイーツの材料としても超優秀。福島市内でも果樹園やカフェ、お菓子屋さんなどで美味しいりんごスイーツが食べられるお店が増えてきました。
第一回 福島産のりんごを使ったスイーツ特集 vol.1 果樹園カフェ編
第二回 カフェ&スイーツショップ編(この記事)
新店から老舗まで、りんごを使ったスイーツが得意なお店を4店ご紹介します!
cafe HIRANAGA
自家焙煎珈琲の香りが漂う、飯坂温泉街にある落ち着いた雰囲気のカフェ。
焼きリンゴのケーキ コーヒー付 1,080円 (オプションでドリンクの変更可)注文が入ってから、焼き上げたりんごのケーキに、サイコロ状にしたフレッシュなりんごをキャラメリゼして、ケーキにデコレーションしていきます。
福島市産のりんごを2種類使用。土づくりから肥料まで独自研究するなどこだわりを持った果樹農家のりんごです。この日のりんごの品種は、紅玉と高徳。紅玉(こうぎょく)の爽やかな甘酸っぱさと高徳(こうとく)の甘みを一皿で同時に味わえるという贅沢さ。さらに、角切りのりんごが口の中でとろけていく深い味わいと、スライスされたりんごの少しシャリっとした食感と、りんごの魅力を余すことなく楽しめます。
シナモンパウダーとりんごの甘酸っぱさも相性抜群で、ゆっくりと一口一口味わいながらいただきました。
また、珈琲豆を焙煎するロースターがいるので、スイーツに合った珈琲を提案してくれます。
珈琲の香ばしい香りと、りんごの甘い香りに包まれて、窓の外には、飯坂温泉街の美しい紅葉を望むことができて、まったりと幸せなひとときを過ごせました。
季節限定のこだわりの美味しいスイーツと珈琲のマリアージュを楽しみに、あなたも足を運んで見てはいかがでしょうか。
※りんごを使ったスイーツの提供は、1月末までの予定です。
Chocotto CAFE momon
季節のフルーツパフェが人気のモモンガ好きの店主が営む、路地裏に佇む隠れ家的カフェ。
店内は、あちらこちらに、モモンガの置き物や写真、本などが並び、市外からもモモンガ好きが訪れる、知る人ぞ知るモモンガ愛に溢れたカフェです。
アップルフレンチトースト 800円
福島産の大きめの角切りリンゴを丁寧にキャラメリゼし、ふわとろのフレンチトーストに乗せ、上質の生クリーム、シナモンを振った一品です。
キャラメリゼされたりんごは、トロっと控えめな甘さで、上質で口の中で馴染むように溶ける生クリームとの相性が抜群です。
さらに、ふわとろの厚切りのトーストなので、食事としても楽しめるほか、プラス200円でバニラアイスのトッピングもできるので、その日の気分に合わせたアレンジが可能です。
最近では、パフェをご飯替わりに食べにくるお客さまも多いとのこと。昼夜問わず、ふらりと立ち寄って福島県産の季節のフルーツを使ったスイーツを楽しんでみてはいかがでしょうか。
※アップルフレンチトーストの販売は、リンゴの旬の期間限定です。
※いずれの店舗も、旬に合わせてりんごの品種は変わります。
Cafe de Fleur(カフェドフルール)
優しい甘さ、添加物をほぼ使わず、毎日食べたくなるようなほっとする焼き菓子が並ぶスイーツショップ。
店内には、小ぶりでかわいらしい焼き菓子が多数並んでいます。好きな焼き菓子を選んで、デザイン缶に詰め合わせ、オリジナルのギフトとして、贈り物に喜ばれると女性を中心に人気があります。
カヌレポム 200円(予約制)
元々、カヌレがお店の自慢で、福島産のりんごを使ったカヌレは今年初めて登場しました。
カヌレの中に、りんごをコンポートしてセミドライしたものが入っています。
大きさは、直径約3センチ、高さ約4センチと小ぶりで、子どもや女性でも食べやすいサイズです。
キャラメル風味の甘い香り、表面はカリッとハードな食感ですが、中は柔らかく、りんごの香りと甘さが口いっぱいに広がります。
思わず、もう1個と手が出てしまう美味しさです。
シナモンアップルパイ 250円
常温でももちろん美味しいのですが、私は、温めて食しました。
店員さんによると、オーブントースターで、1,2分ほど様子を見ながら温めるのがおすすめとのことです。
何層にも重なったパイは、芳醇なバターの香りもよく、温めるとサクッとした食感で、りんごの甘い香りとシナモンの良い香りも重なり、香りだけでも十分美味しい気持ちになります。
そして、パイの中に入った大きなサイコロ状のコンポートされた柔らかな食感のりんごの優しい甘さが口いっぱいに広がります。
まさに、自宅でほっと一息のお供にぴったりです。
※りんごを使ったスイーツの販売は、3月頃までの予定です。
代表の今野三華子さんとマネージャーの菊池有美さんは、高校の同級生同士で息もぴったり。
何かと贈り物の増えるこれからの季節、お二人が、相手の好みに合ったギフト選びのお手伝いもしてくれますよ。お気軽に足を運んでみてくださいね。
菓匠 清泉堂
創業81年、シューパイが人気の地域に愛される老舗菓子店。厳選した福島産の素材などを使い、季節を彩るスイーツ作りがモットーです。
特別な日に食べたいお菓子から普段使いのお菓子まで、さまざまなシーンに使える多種多様なラインナップが魅力です。
アップルクーヘン 1,080円
スタイリッシュな細長い形が珍しいアップルパイ。全長およそ25センチ。細長いので、カットしやすく、家族や仲間などともシェアしやすい大きさです。
パイ生地の上にあんずジャムが塗られ、スポンジ、さらに、福島県品種改良第1号の希少品種ほおずり(ふじと紅玉の掛け合わせ)を自家製プレザーブしたものがたっぷりと乗り、じっくり焼き上げられたアップルパイです。パイの上の甘酸っぱいあんずジャム、そして、りんごの甘い香りが漂います。やわらかく、酸味とほどよい甘さのりんご、サクサクのパイ生地とふんわりとほんのり甘いスポンジケーキのハーモニーが口中に広がります。
ほおずりは、酸味が強く、実が固めで、加熱すると旨味が増すりんごですが、加工すると柔らかくなり過ぎることもあるので、加減に気を付けながら丁寧に調理をしていきます。
また、現在、福島市内では、およそ2軒の農家でしか収穫されていない希少なりんごです。
パティシエの齋藤隆一さんは、常に、地元の果樹園を訪れ、生産者との対話を通して、地産地消を生かしたお菓子作りを心がけています。だからこそ、普段は見過ごしてしまいがちな希少なりんごに、スイーツを通して出会えることができるのではないでしょうか。これからも、福島市産のフルーツを使った新しいスイーツが誕生するのが、楽しみです。
※アップルクーヘンの販売は、4月頃までの予定です。