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お知らせ

「ふくしまピーチホリデイ」を事例とした 実務研究論文が「地域活性学会」論文賞を受賞

桃を活用した地域経済循環の実践検証が学術的に評価されました

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2023年9月2日:兵庫県豊岡市で行われた地域活性学会第15回研究大会にて 左から大川、熊坂、吉田

一社)福島市観光コンベンション協会(以下協会)が主体となり推進する、地域資源の桃を活用した地域経済循環の取り組み「ふくしまピーチホリデイ」の効果検証を行った研究論文が、このたび「地域活性学会」(事務局 高知市)において、「論文賞2023実務研究論文賞」を受賞したことをお知らせします。

地域活性学会は地域課題の理論的・実証的解明と地域活性の理論・手法の構築をもって地域活性に寄与することを目的としている学会です。論文賞は研究論文賞と実務論文賞の2部門が設けられ、今回は2022年度に発刊された学会誌の掲載論文計29が対象となりました。

このたび実務論文賞を受賞した『持続可能な地域づくりのためのサーキュラーエコノミー実践研究 ―福島市DMOの取り組みを事例として―』は、協会が主体となり推進する「桃」の地域内経済循環の取り組みをサーキュラーエコノミー・エコシステムの観点から科学的に検証した実務研究論文で、当会事務局長(当時)であった吉田秀政氏(現徳島大学准教授)を責任著者とした、当協会の実務者による実践型研究論文となります。

福島市内における桃の生産者・事業者・配送業などが一体となった観光誘客につながる取り組みと、環境問題及びエネルギー資源の枯渇問題を「サーキュラーエコノミー(詳細以下)」の観点から検証、一定の効果が認められたことを示すもので、同手法が、日本の地域課題を解決しうる可能性を示唆しています。学会では、分野横断的側面、実用性に加え、テーマの社会的インパクトや新規性などが評価されました。

今後も当協会は、地域の生産者・事業者及び来訪者の「三方良し」かつフードロス削減につながる「規格外桃の高付加価値化」に向け推進、貢献してまいります。

■サーキュラーエコノミーについて
いま世界的に注目される新たなビジネスの潮流。気候変動や資源・エネルギー需要の増大に伴い、大量生産・大量廃棄を前提とした一方通行の経済システム(リニア・エコノミー)に代わり、製品や資源の価値を長期にわたり維持する「循環型の経済システム」のこと。現在EU諸国を中心に盛んに取り組みが行われ、日本においても経済産業省および環境省を中心に推進されています。

■ふくしまピーチホリデイについて
福島市は年間600万人もの来訪者を迎えながら、生産量全国トップクラスである特産品の「桃」を市内で味わえないことが長年の課題であり、生産側としても繊細で傷つきやすく賞味期限が短く「規格外品」となりやすい現状がありました。その「規格外桃」を活用して市内で提供するべく、協会が主体となり、果樹生産者、飲食店などの事業者をつなぎ、新鮮な桃を旬の時期に市内で提供する仕組みを構築、「規格外桃の高付加価値化」を図った取り組みです。(ふくしまピーチホリデイ

<受賞概要>
賞典: 地域活性学会論文賞2023 実務研究論文賞 
受賞対象論文:持続可能な地域づくりのためのサーキュラーエコノミ-実践研究-福島市DMOの取り組みを事例として-
受賞著者:熊坂仁美、大川朝子、吉田秀政


≪本件に関するお問合せ先≫
一般社団法人 福島市観光コンベンション協会
担当:横葉
〒960-8061 福島市五月町10-17酪農会館303
TEL:024-563-5554


2023/9/5県内向けメディアリリースしました。

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