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ニーズが急増中の「墓じまい」サービス提供を開始!伊藤石材工業
遠方にいても福島市のふるさと納税で「墓じまい」ができる!
2024年7月、福島市のふるさと納税の返礼品に「墓じまい」のサービスが新たに加わりました。
核家族が増え、お墓を継ぐ人がいない、お墓参りが困難など、ライフスタイルが変化した昨今。
「実家の墓守りについて兄弟で話し合わなきゃ」
「遠方の親戚の墓じまいをしたいけど、手続きをどうすればいいかわからない」
といった具合に、お墓に関する悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そこで、福島市ふるさと納税で墓じまいサービスの提供をはじめた「株式会社伊藤石材工業(以下、伊藤石材工業)」に伺い、墓じまいの詳細やサービスをはじめた経緯など、お話を聞いてきました。
目次
「頼れる町の石屋さん」でありたい 株式会社伊藤石材工業
伊藤石材工業(福島市岡部)は、昭和49年に設立された石材店。墓石建立や、行政書士事務所と提携した墓じまい、石の加工・リフォーム・クリーニング・石材彫刻などの石材工事全般を請け負っています。
2代目で代表取締役の安部和宏さんと、奥様の美智子さんご夫婦で、お一人お一人の想いに寄り添ったお墓づくりを提案しています。
2022年からは新しい事業もスタートしました。「石屋さんの堅いイメージを変えたい。若い世代の人たちにも石屋を知ってほしい」という想いから、キャンドルホルダーやソープディッシュ、アロマストーン、コースターなど、福島県産の石を使った「石のぬくもり」シリーズのオリジナル商品を開発・販売しています。
これらの取り組みが注目され、「第8回ふくしま産業賞 福島民報社奨励賞」や「令和4年度 福島商工会議所 福エール賞」など、さまざまな賞に輝いています。
ふるさと納税の墓じまいではどんなことができるの?
そんな伊藤石材工業が提供する墓じまいは、福島市ふるさと納税に申し込むと下記の条件で墓じまいができるというものです。
【条件】
寄付金額 | 1,667,000円 |
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対象 | 福島市内のお墓 1基 |
敷地面積 | 3.5平方メートル以内 |
【福島市での墓じまいの流れ】
①寄附者 | 墓じまい対象のお墓に納められている遺骨の移動先を決定する |
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②寄附者 | 墓石・墓地を管理する寺院・霊園へ墓じまいの連絡をする |
③寄附者 |
ふるさと納税サイトの返礼品ページを確認のうえ、寄附前に、伊藤石材工業(電話 024-531-6822)に墓じまいのお問い合わせを行う |
④伊藤石材工業 | 寄附者へ墓じまい対象のお墓についてヒアリングする(電話かメール) |
⑤伊藤石材工業 | 墓じまいをするお墓の現地確認・撮影を行う (寄附者が現地確認に立ち会えない場合は、伊藤石材工業より撮影した写真をメールなどで送付し、対象のお墓を確定する) |
⑥伊藤石材工業 | ふるさと納税の返礼品の範囲外で追加料金が発生する場合のお見積りを提出する |
⑦寄附者 | 工事内容、お見積り、スケジュールなどを確認し、ふるさと納税サイトより寄附手続きを行う |
⑧寄附者 | 改葬許可証を福島市役所で取得する |
⑨寄附者 | 墓じまいをする寺院・霊園で閉眼供養や離檀の手続きなどを行う |
⑩伊藤石材工業 | 収骨作業を行う (寄附者が収骨作業に立ち会えない場合は、伊藤石材工業より遺骨をゆうパックで送付) |
⑪伊藤石材工業 | お墓の解体作業を実施する(順番に工事を行うため、工事完了は寄附申し込みから1~2か月先が目安) |
⑫伊藤石材工業 | 解体後の現場の撮影と最終確認を行う (寄附者が最終確認に立ち会えない場合は、伊藤石材工業より撮影した写真をメールなどで送付する) |
※墓じまい対象のお墓が2基以上、敷地面積が条件よりも広いなど、ふるさと納税の条件に当てはまらない場合は、ふるさと納税ではなく、通常の受注対応も可能です。
※寺院・霊園によっては、指定石材店が決まっている場合がありますので、事前に寺院・霊園にご確認ください。
※寄附完了後のキャンセルや申込内容の変更は出来ません。
※①②③⑦⑧⑨の工程は、墓じまいサービスには含まれていないため、寄附者で行う必要があります。伊藤石材工業と提携する終活専門の行政書士(有料サービス)をご紹介することも可能で、役所の戸籍調査や書類取得手続き代行から、寺院・霊園との金額交渉・僧侶の手配まで、墓じまいにまつわる煩雑な手続きを一括代行することも可能です。役所での手続きなどに不安のある方はご検討ください。行政書士への相談は無料です。
野地行政書士事務所
「大切な人を亡くした方」や「高齢の方」、「他に相談する人がいない方」の不安に寄り添い解決するためお墓専門の行政書士事務所を独立開業しました。葬儀・お墓・相続等の「なんでも相談所」としての役割を果たします。
墓じまいで想いを残せる2つのサービス
伊藤石材工業では、墓じまいの際に2つのユニークなサービスも有料で提供しています。
想石(おもい)
想石(おもい)とは、墓石を解体処分する前に希望のサイズやデザインに加工するオプションのサービス。手元供養碑として仏壇の中などに置いたり、兄弟姉妹・子どもへの形見分けとしてのご依頼も多いのだそう。
拓本 ―湿式拓本―
墓石に彫刻された、ご先祖のご戒名等の文字を残すことができるオプションサービスの拓本。湿式拓本専用の油と墨を使用し、石の素材に合わせた画仙紙に文字を採拓するものです。
経年により風化した石に彫刻された文字でも読み取ることが可能です。採拓した拓本には裏打ちを施し、美しい化粧箱にお入れしてお渡し。お墓に刻まれたご先祖の歴史を大切な記録として保管できます。
お二人は2つのサービスが生まれた背景をこう振り返ります。
和宏さん:
ただ墓じまいをするだけなら他の石材店でもできます。私たちにしかできないサービスはないか、墓じまいでも特別な何かを残せないかと考え、2~3年前からはじめて好評をいただいています。「拓本だけ残したい」というお声もいただきます。
美智子さん:
墓じまいをした後も心のよりどころとして何か残せるものがほしいという方に喜ばれています。親戚に見せたり、故人を懐かしむきっかけにしてもらえれば嬉しいです。
時代と共に移り変わる家やお墓の在り方
近年、「終活」という言葉がメディアを賑わせるようになって以降、墓じまいの依頼が急増したと美智子さんは感じています。
美智子さん:
墓じまいのご相談で当事務所を訪れる方は、先祖代々守ってきた墓を自分の代で閉じることに罪悪感を持っている方も多くいます。
石材店としては、墓じまいより新しく建ててもらいたいという気持ちもありますし、家族の想いをつなげるお墓の文化は続いていってほしい。ですが、「上の世代が下の世代に迷惑をかけたくない」と悩んで決断したことだったり、各ご家庭に事情があります。
そんな中でも、新天地へ引っ越した方や家を建てた方、心のよりどころとして求める方など、新しくお墓を建てる若い世代の方もいて、「お墓は不要」という方ばかりでもないのだそう。
お二人は、お墓を建てることも解体することもできる地域の石材店として、今回のふるさと納税への挑戦も含めて、お客様に寄り添い、時代に合わせたサービスや商品を提案していきたいと考えています。
美智子さん:
例えば、寺院・霊園と提携して小規模にお墓を建てられるようにしたり、ネット上でお墓の完成イメージを3Dで見られるようにするなど、これからお墓を建てる方にも寄り添えるサービスに変化していく必要があると思いますね。
家族の在り方や想いを大事に。焦らずじっくり話をしてほしい
最後に、美智子さんから福島市で墓じまいをお考えの方にメッセージをいただきました。
美智子さん:
墓じまいをお考えの方には「そんなに慌てなくても大丈夫です」とお伝えしたいです。年齢を重ねると終活を意識して「お墓をどうしよう」と焦る方が多いのですが、 お墓はご先祖やご家族、ご親族みんなに関係するもの。しっかり話し合い、家族の在り方や想いを大事にしてください。私たちも石の専門家として相談に乗りますので、お気軽にご連絡くださいね。
ふるさと納税・返礼品のお申込み
返礼品のお申込み・ご寄付は、下記のポータルサイト名をクリックしてください。(外部リンク)
伊藤石材工業 墓じまい
寄付金額 | 1,667,000円 |
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対象 | 福島市内のお墓 1基 |
敷地面積 | 3.5平方メートル以内 |
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ふるなび | ANAのふるさと納税 |